人生考路

個人と社会のウェルビーイングを高める教育と学びを探究する

教学IRプロジェクトのリトリート2023

先週は,うちの教学IRプロジェクトのリトリートを行いました。

 

1年に1〜2回,通常のミーティング(毎週大体3時間程度)とは違い,半年あるいは1年間の取組を振り返って,組織として,個人として何が出来たか,何が出来なかったかを語り合います。また,他のメンバーから個人へのフィードバック(どういうところが良かったか,改善すべき点はどこか等)も言葉で伝え合います。その上で,次年度はチームとして,個人としてどんなことにチャレンジしてみたいかを共有します。

 

油断すると普段の業務打合せになってしまうので,今回は本学が有する研修施設の1つである六甲山荘で行うことにしました。ランチはスタッフが調べてくれた六甲山上にあるレストラン(ジンギスカンパレス)でジンギスカンをいただきました。素敵な景色を見ながらの羊肉,美味しかったです。

 

神戸の景色を一望できて気持ちよかった(寒かった)

今年度もチームメンバーと駆け抜けた1年でしたが,こうして普段とは違う環境の中で,自分のこと,チームのこと,関大のこと,大学のことなど俯瞰して相対化して,じっくりリフレクションし,語り合うことはとても大切だと感じています。

 

教員・職員関係なく,1つのチームとして支え合うことを大切に

 

美味しい神戸牛もいただいて,大いに語り合えたリトリートでした。

忙しいからコミュニケーションを取る暇がない,ではなく,忙しいからこそコミュニケーションをしっかり取ることが不可欠だと常々感じています。

また,各自のキャリアや夢,やってみたいことを共有することも大切です。分担して仕事を行う存在としてではなく,1人の大人として成長し合うパートナーであることを目指しています。

 

私達の挑戦は障壁も多く,なかなか思うように前に進むことが難しいですが,腐らず頑張っていかなきゃと思えるのもチームメンバーのおかげです。

 

いつもありがとうございます。

名城大学に訪問調査

今日は教学IRスタッフと名城大学への訪問調査のため,一路名古屋へ。

 

うちの教学IRでは,各種調査の結果を学生個人に返す仕組みとして,学生フィードバックシステムを導入しています。単に考動力コンピテンシーの獲得度の個人内変化や当該学部との比較が出来るということだけでなく,どうすればその力を身につけることが出来るのかといった情報をアドバイスコメントという形で提示する仕組みもあります。

 

ただ,この中身がふんわりしたものだったので,今年度,全学が提供する準正課プログラムを全学部署および各学部から収集し,コンピテンシーに紐づけつつ一覧化するということを行いました。

 

こうした準正課の取組は各部署が色々考えながら実施しているのですが,「せっかく良いものをやっていても学生が来てくれない!」という声をあちこちから聞きます。学生からは「大学から色んなものが来すぎていて対応しきれない。どれに出れば良いかわからない」といった声を聞きます。

 

結局,部署縦割りであれこれやろうとしても学生の実情に合っていなかったり,そもそも目に止まっていなかったり,見ようと思っても情報過多で見る気も失せてしまったりといった現状があると思います。それぞれの部署は一生懸命やっているのは分かるんですけど,受け手である学生の状況を考えると,根本的にアプローチを変える必要があると思います。

 

その解決方法の1つが情報の集約・整理・構造化・可視化です。でも,誰もそれをやりたがらない。総論としては「イイね!」ってなっても,「じゃあそれ誰がやるの?」で止まってしまう。こんなのばっかりです。

 

せっかく,今回,学生フィードバックシステムの充実といった目的で集約したわけですが,こうした一覧が出来たことは大学にとって大きな成果だと思っています。正課教育での違いはなかなか見えにくいところもありますが,準正課は大学それぞれの特色が現れるところでもあり,インナーブランディングという観点からも意味のあるものだと感じています。

 

そうしたこともあり,この取組をより多角的に大学の力へと昇華するにはどうしたらいいかということを話し合っている過程で,名城大学の取組を知り,今回の訪問に至った次第です。

 

具体的には,「Campus Fire Map」と呼ばれるもので,正課外活動を可視化したポータルサイトになります。

 

www.meijo-u.ac.jp

 

とても素敵で,学生にとって親しみやすい魅せ方になっています。本学でもこんな風に出来たら良いなと思って,担当職員(渉外部広報課長,総合企画課長等)にヒアリングに伺いました。

 

色々な偶然が重なって…といったことを何度もおっしゃっていましたが,キャリアやアドミッションの現場に携わっていた経験を踏まえて,課長クラスの方々が喧々諤々やりながら創っていくプロセスを伺い,「なるほど!」の連続でした。技術的にはいくらでも作れるわけですが,それが出来ていくプロセスやその背後にある想い,そこがしっかり入らないと,美しくても中身スカスカ,数年後には誰も触っておらず放置状態,みたいになってしまう。大学改革の真髄を見た気がします。

 

ヒアリング前には,スタッフがリサーチしたお店(大学前の「洋食工房パセリ」)でランチ。なかなか美味でした。僕は少食なのでこれでもかなり少なめですが,みんなはめっちゃ食べてました。

 

分厚いのにめちゃくちゃ柔らかくてジューシーでした

 

最後に,大学前でパシャリ。今回ご対応いただいたみなさんは,先月のうちのフォーラムにも来てくださっていたりして,今後とも情報交換しましょう!とお別れしました。お忙しいところ,ご対応いただき,ありがとうございました!

 

まだまだ寒い日が続きますね

 

 

全国生協学生調査

全国生協の生成AIに関する学生調査の結果が発表されましたね。

 

大学生の半数、文章生成するAIの利用経験…「論文・リポート作成の参考」が目的別で最多 : 読売新聞

 

大学生、AI丸写しリポート提出も…教授「試験のあり方自体変えなければ」 : 読売新聞

 

結果はふ~んという感じで、特段心を揺さぶられるものではありませんが。

 

2つ目の記事、「関西地方の私立大教授」ね。

 

多くは語りませんが、なるほどねということで。

 

日々精進あるのみ。

大学コンソーシアム京都のFDフォーラムに登壇

2月23日(金・祝)は,大学コンソーシアム京都のFDフォーラム,第1分科会に登壇。10時〜12時にキャンパスプラザ京都ということで,前日の新潟からの飛行機(最終便)が飛ばなかったらどうしようとギリギリまで不安でしたが,とりあえず身体は無事に現地に(眠気と疲労もピークに)。

 

テーマは「身構えないで学べる授業環境の構築を目指して」。僕は「主体的・対話的で深い学びの土台となる心理的安全性」と題した報告を。ただでさえ超夜型で朝は声が出ないのだけど,頑張りました。

 

対面・オンライン併せて100名弱といった感じでしょうか。他は,生成AI絡みの報告目白押しの中,あえてこのテーマに参加していただき,ありがとうございました。いくらオンライン授業や生成AIが入ってきたとしても,学生に必要な授業(学習環境)に求められる機能は変わらないと思っています。

 

コーディネーターの右近先生@京都先端科学大学のもと,京都産業大学のF工房の職員,京都文教大学の学生ファシリテーター3名と一緒に報告・ディスカッションを行いました。このテーマはまだまだ話さないといけないことが山積みですね。学生のプレゼンも良かったです。これからも素敵な人生を♪

 

最後はみんなで記念撮影。全員に共通する影のコーディネーター中西くん@京都文教大学による撮影。

 

分科会が無事に終わってみんな素敵な表情ですね♪

急ぎやらないといけない投稿論文への査読コメントに対する修正対応と,複数の論文査読があるのだけれど,緊急の学生相談対応を入ったため,ひとしきり話してから帰宅して,ひたすら論文と向き合う。

文科省の仕事で新潟大学へ出張

2月22日(木)は,文科省のお仕事で一路新潟へ。正式には,文科省の「知識集約型社会を支える人材育成事業」に採択されている新潟大学への訪問なのですが,僕はこの事業のプログラムオフィサー(PO)として,当該事業がうまく進むよう伴走支援を行う役割を担っています。評価者ではないので,先方に氏名も明らかにして進めています。

 

この日は,PO現地訪問というミッションでした。他にも色々な形でPOが関わることになっているため,今年度だけで3回(9月,11月,2月)新潟大学に行っています。

 

 

新潟大学には斎藤くんが勤めているので,訪問時には色々とお話が出来て楽しいです。開始前は,大学前の趣のある洋食屋さんでランチをいただきました。

 

カレー美味しかった!仏蘭西カフェウェスト

現地訪問では,文科省,学振が同席の元,僕がメインの対応者となり,大学側からのプレゼンテーションや質疑応答などを行います。また,当該プログラムに参加した学生らを呼んで下さっていて,大学関係者不在の中でディスカッションを行います。これがまた楽しい!もちろんエース級の学生を揃えてくるわけですが,それでもとてもアクティブに動いている学生たちとのディスカッションはとても刺激的で,「自分たちが同じ年代の時では考えられないですね!」「こんな学生たちなら,これからの日本も明るいですね!」など,文科省や学振の方々とも話していました。こんな風に,大学での学びを自分でデザインして,どんどん深めていって,地域や社会とどんどん繋がっていってくれたら本当に素晴らしいなぁと思います。今回協力してくれた学生のみんな(まだ全員の名前覚えてる)のさらなる成長と明るい未来を祈念しています。

 

本当は終了後,新潟大学の関係者のみなさんとじっくり懇親したかったのですが,翌朝も関西にて講演の仕事が入っていたので,今回は日帰りプラン。

 

出発時間までの間,斎藤くんに案内してもらって,学内のコワーキングスペースnot the university」で小話。とても素敵な空間で,職員の方に他の部屋も含めてご案内いただきました。

 

1日中籠もっていたくなる素敵な学内施設

最後は,新潟空港にてへぎ蕎麦を。すっかりへぎ蕎麦のファンになってしまったので,新潟に来た時は食べないわけにはいかないのです。

 

機材到着遅れで出発時間が遅れたおかげでギリ食べられた!

とても充実した毎日ですが,いよいよ身体も悲鳴をあげてきています。。

滋賀文教短大で講演のお仕事

2月21日(水)は,滋賀県長浜市にある滋賀文教短期大学のFD研修会にて講演のお仕事。

 

同じ関西圏ではありますが,先方からは新幹線で来ていただいても良いのでと言われていたので,お言葉に甘えて。こんなに短い新幹線(新大阪ー米原)にあんまり乗ることないので,降り損ねかけましたが。ただ,そこからの接続が難しい。JR北陸線で田村という駅まで行くのですが,昼頃は1時間に1本なので,ちょっとびっくりしました。

 

雨が降る中,何とか辿り着いた会場

演題は「学生エンゲージメントを高めるための教育・学習環境をどのように考え,実践するか」ということで,講演とワークショプを交えつつ,日々の実践を俯瞰し,位置づけ,今後への活力へと繋げていただけるよう構成しました。

 

とても素敵な会場で,田園風景を眺めながら(残念ながら雨で伊吹山は見えませんでしたが),他大学の先生方もご参加いただきつつ,僕自身も楽しく過ごしました。

 

短大を取り巻く現状は極めて厳しいですが,だからこそ少数の教職員がチームとして学生の学びと成長に関与することが打開策に繋がることを切に願っています。

伊丹市立高校の探究学習への参画

FCMEの熱も冷めやらぬ中,2月20日(火)の午前中は,伊丹市立伊丹高校に行ってきました。

 

昨年10月,本学の高大連携事業で中高の先生方向けに探究学習セミナーを行ったのですが,その後,いくつかの高校から探究の指導に携わっていただきたいというご依頼をいただき,何校か管理職の先生方とお会いしてお話を聞いた上で,2校に関わることとしました。

 

そのうちの1校が市立伊丹高校です。とても情熱的に探究学習への想いを持っておられて,これからの展開についてもワクワクするものでした。この高校は本学の高大接続パイロット校でもあります。なかなかパイロット校と本学との間の実質的な連携事業が無かったこともあるようなので,今回そうした意味でも重要な取組になると関係者と話しています。

 

正式な委嘱は2024年度からなので,詳細等は改めて4月以降にと思っていますが,少しでも良い形で新年度スタートを切りたいという先方の想いもあり,英語探究の授業参観と関係者との顔合わせ・第1回ミーティングに行ってきました。

 

英語探究の授業を参観

この学校では,ロイロノートを普段使いしているようで,生徒たちもスムーズに先生からの指示に対応していました。先生も生徒もCanvaでプレゼンテーション資料を作成し,iPad等も活用しながら生徒同士でプレゼン動画を撮影したり,フィードバックシートを共有し合ったりと,ICTを活用しながら授業が進行していきます。

 

僕の一緒にやりましょう!の決め手は,先生方の教育方針や生徒に対する関与の考え方にあります。学習指導要領により2022年度入学生から探究学習が取り入れられることとなり,現場は混乱している最中ですが,「ほとんど先生がやってるんちゃう?」「先生の理想を押し付けてる?」「先生が失敗したくないから,生徒をガチガチに縛ってない?」「結局,進学実績にしか興味ないんじゃない?」と思われる学校・先生方も少なくない印象です。こういう学校・先生とは合わないので,ご遠慮するようにしています。

 

その点,ここは「生徒の主体性や自己決定」を重視した探究学習を志向していて,そのことが授業参観や先生方とのミーティングからも伝わってきたので,これからを楽しみにしています。

現職医師を対象とした講義を終えて

フォーラムの疲れも癒えぬ中,2月19日(月)は,現職医師を対象とした講義(1日目)がありました。

 

正式には,名古屋大学医学部・医学研究科(責任者:錦織宏先生)が主催する履修証明プログラム「現場で働く教員・指導医のための医学教育学プログラム(Foundation Course for Medical Education;通称FCME/ふくみん)」で開講されている科目を担当させていただきました。

 

www.med.nagoya-u.ac.jp

 

履修証明プログラムということで,オンラインと対面とで1年間で120時間以上の科目履修が必要になります。現職のお医者さんということでみなさん大変忙しい中,こうしたプログラムを履修・修了するのは本当にすごいなぁと思います。

 

当方は,「データは医学教育をどのように 変えうるか(教学IR入門)」という科目を,2021年度から担当しているのですが,今年度からは必須科目になりました。それだけ,医学教育の世界でもIRが注目されていると言えます。

 

1日目は19日,2日目は28日と2回に分けて実施しました。時間は19時〜21時,20時〜22時と,やはりみなさん忙しいので夜遅くからの開講になっています。それでも病院で白衣を着たまま参加される先生も少なくなかったです。オブザーバーでの参加も認められているのですが,昨年受講してくれた先生や別の期の先生も含め,各回10名程度で行われました。

 

毎年このプログラムは僕自身楽しみにしています。医師として私達の生活を守ってくれている先生方と,医学教育/医師のあり方について議論できるのはとても刺激的です。教学IRというなじみの薄い,難しいテーマだと思うのですが,みなさん新しいことを知れることを楽しみながら積極的に参加してくださるので感動すら覚えます。

 

講義2時間が終わった後も話したい先生が残って議論が続きます。僕から「もうみなさん日々お忙しいのでこれくらいにしましょう(笑)」と言って終わるくらいです。

 

生涯学習」「大人の学び」「リカレント」…色んな言葉が飛び交っていますが,こんな風に向学心・向上心を持って学び続ける大人って本当にカッコいいなと思います。大人にも色んな人がいますが,こうした人達とたくさん繋がっていければいいなと痛感します。

 

僕ももっともっと日々精進しよう!と背筋が伸びる時間でした。

関大教学IR主催フォーラムを終えて

2月17日(土)は,本学教学IR主催の教育改革実践フォーラム@関大梅田キャンパスでした。教学IRチームメンバーと時間をかけて準備をしてきました。

 

会場となった関大梅田キャンパス

昨年までの教学IRフォーラムから改称しました。教学IRは教育をより良いものにしていくためのアプローチの1つであり,それだけで実現するものではありません。教学IRというレンズを通して教育・学習を診て,そこから様々な施策やFD等へと繋げていき,大学全体の動きへと至る。それは極めてダイナミックで相互連関的なものです。そこには,客観的(厳密にはそのようなものは存在しない)なエビデンスや精密なロジックだけでは説明できない非論理的かつ極めて人間的な要因が存在し,改革を推進したり妨げたりしています。そうしたダイナミックなものをできる限りダイナミックなまま捉えるホリスティックなアプローチに立脚したいという想いから,このように改称しました。

 

近年の大学改革は,制度や手法,ツールなどが細分化され,それに伴いこうしたイベントや研究自体も細分化されてきているように感じます。それ自体は一つ一つの深まりが得られるので良いかとは思うのですが,他方で全体が捉えづらく,また全体的な問題への関心も低くなってきているようにも感じます。加えて,文科省等の各種補助金事業が無くなってきている中,個別大学の体力も厳しくなり,こうした大学関係者,特に実務を担当する方々が一同に介して学び合うような場(特に対面の機会)を提供することが難しくなっています。それも今回の名称に「実践」を加えた意図になります。

 

チラシ上は見えない「想い」を少し書かせていただきました。フォーラム自体は,本学で初の卒業生調査を実施したこともあり,卒業生調査を素材にした大社接続について考えるをメインテーマに据えました。北海道から沖縄まで100名を超える方々が参加してくださいました。遠路より本当にありがとうございました。

 

会場序盤の雰囲気

また,現在の大学改革の鍵を担う主要なアクターは職員だと考えています(特に私学)。そのため,管理職や職員,教員がバランスよく参加してもらえるよう設定しています。実際は,職員5割強,教員3割強,学生1割弱,企業等1割といった感じで,良い感じだったかなと思っています。

 

教学IRサイトでの報告記事は以下の通りです。

【報告】2023年度関西大学教育改革実践フォーラムを開催しました。(2/17)|関西大学教学IRプロジェクト

 

また,本学の卒業生調査の結果は,学内外に広く周知しています。

「第1回 関西大学卒業生調査」の集計結果について|関西大学教学IRプロジェクト

 

今回,Tableauパブリックを活用した結果の公表にもチャレンジしていますので,ご笑覧いただければ幸いです。

 

終了後は,登壇者に加え,本学理事長も交えての懇親会で,今後について大いに語り合いました。来年度はぜひ参加者みんなでの懇親会を企画したいねと話しています。

桃山学院大学での執行部対象研修を終えて

2月1日〜7日は入試期間でもあるということで,基本的にはこちらの対応。何をするわけではないけど疲れますよね。本学は職員の方々がすごく頑張ってくれるのでとても助かります。

 

2月15日(木)は,桃山学院大学で執行部を対象とした研修でした。「教学マネジメントをどう理解し,実践するか〜関西大学の事例を交えて〜」と題して,学長を始めとした大学執行部,現学部長に次期学部長,局長クラスの職員など30名近くの方々を対象にお話をさせていただき,質疑応答を行いました。

 

ゆったりとしたキャンパスでしたね

この間,学長室が主導して,熱心に改革に取り組もうとしていて,職員横断型のプロジェクトで200名近い学生へのインタビューを行うなど,頼もしい限りでした。

 

学部間の垣根が低く,学部執行部同士,また,そこに職員が入っても違和感なく,みなで熱心なディスカッションが行われました。

 

色々な大学を見ていますが,教育改革が進んでいるところというのは,ほぼ押し並べて「学部間の垣根が低い(学部長同士が頻繁に情報交換出来ている)」ように感じます。これからの時代,ますますこうした目に見えない組織風土の影響が色濃く出てくる(明暗を分ける)ように思われます。

 

みなさまの大学はいかがでしょうか。

関大高等部の研修を終えて

翌週の1月31日(水)は,関大併設校の1つである高等部の先生方を対象とした探究学習に関する研修会でした。

 

高等部とは教学IRの文脈で繋がり,管理職の方々との意見交換を重ねる中で,今回の研修依頼に繋がりました。

 

「探究学習をめぐる動向と意義, 実践的特徴と学習成果」と題して,講演とワークショップを組み合わせて行いました。

 

あまりこうして学外講師を招いて,ワークショップスタイルの研修をすることが無くてということでしたが,結果,任意であったにも関わらず,40名強のほとんどの先生が参加して下さり,大変盛り上がる研修会となりました。

 

熱心にワークに取り組み先生方(手前右は一番熱い校長先生)

高校でがっつり探究学習を経験した生徒が,本学に入学し,どのような学習成果を有しているのか,入学後のパフォーマンスを含めたデータ分析の結果も一部紹介しつつ,探究学習の意義や可能性,困っていることの共有等を行うことができ,今後も連携してやっていきましょう!ということになりました。

東山フォーラムを終えて

ふぅ・・・

 

年明けから息する暇がなく,気づけば2023年度も最後の月に。公私ともに本当に色々大変で,あんまり記憶がない。。

 

少しだけでも記録に残しておくべく,ぼちぼちこの間のことを書き記そう。

 

1月27日(土)は,教育顧問を務める東山中学・高等学校主催の主体的な学び実践研究フォーラムでした。2016年度から始めて今回は8回目。コロナ禍に入ってもその歩みは止めず,2020年度〜2022年度までの3年間はフルオンライン開催でした。もはや意地です。そして,今回は4年ぶりの対面開催でした。

 

東山のフォーラムでは,8回おんなじプログラムだったことはなく,毎回新たな取組を取り入れて進化してきました。企画する自分たちが楽しみながら成長できるようにと,プログラム編成も先生方と時間をかけて練り上げていきます。

 

今回の目玉はポスター発表会でした。学会ではおなじみだし,大学のフォーラムなどでもよく見られるし,生徒の探究成果発表などでは行われたりしますが,中高の教員向けの研修でのポスターセッションはあんまりないのではないでしょうか。しかも,今回のポスターでは,東山の先生はもちろん,「東山学縁」の陣頭指揮を取った校長先生から,「東山チャレンジ」に採択された生徒,「ヒトの科学ゼミナール」に挑戦してきた生徒までがポスターを制作し,学外からの参加者と一緒に学び合うこととなりました。

 

生徒の発表に群がる大人たち

大人と子供がいっしょくたになって学び合う,とっても素敵な空間でした。

 

僕は全体の運営と総括講演「VUCA時代の学校教育にどう取り組むか〜探究学習と入試改革の動向を踏まえて〜」を行いました。

 

学内外の先生や企業の方,生徒併せて100名近い参加者で,総合満足度も97.4%と,久しぶりの対面開催は大成功に終わりました。

最近出た記事・本の紹介

ようやく会議や学外との打合せなどがない日に辿り着きました。本当によく働いた1年でした。

 

ということで,今回は最近出た記事(2つ)と本(1冊)を紹介したいと思います。

 

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1.進研アド『Between』(2023年11月)

1つ目はこちら。読者としてもいつもお世話になっていて,多くの高等教育関係者も読んでいる雑誌になります。全体の特集テーマが「学修者本位の大学のつくり方」となっています。いま話題の〈質保証における学生参画〉についても多くの記事が掲載されています。

 

between.shinken-ad.co.jp

 

私は,今回の特集に際して割とがっつりコミットしました。8月末に進研アドの編集担当者,ライター,カメラマンが来学されて,2時間30分ほど取材を受けました。それが以下オピニオンの形で記事になっています。

 

教員主導の「学修者本位」から学生目線の「学修者本位」へ

 

ここでは学生参画に関わる実践事例(関大生の学びと成長加速プラットフォームとユニット「MOCA」の取組)をベースに話を展開しています。これは,必ずしも認証評価等で言われている質保証における学生参画に収まるものではなく,大学教育全体の議論の中で学生という主体をどう捉えていくのかという根本的な問題構造について言及しています。質保証における学生参画が認証評価の手段として,従前の教員目線のまま導入されても何も変わらないという警鐘を促すという意図もあります。長時間のインタビューを2ページに収めてくれたのはさすがという感じですが,表現し尽くせていない部分も多くあります。ぜひ,この2ページに込められた意図を読み取り,学内での議論へと繋げていただき,本質的な学生参画が展開されることを願っています。

 

また,「学修者本位の大学をつくるには?Q&A」の関西大学のパートは,私が予め原稿執筆したものがベースとなっています。他大学の回答も含めとても読み応えあるものになっています。

 

さらに,今回の特集の冒頭「学生に聞く!:学修者本位の大学とはどんな大学?」では,本学卒業生(現在京大大学院M1,かつ本学アドバイザリースタッフ)で上記MOCAの代表を努めてくれた奥村さんが登場しています。編集担当者より打診をいただき,ぜひにということで紹介させてもらいました。とても素敵な内容の発言をしてくれています。これからが楽しみです。

 

学外の色んな方から,メールやX,口頭にて,「記事読んでいます」「参考にしています」「学内で共有して議論しています」など声をかけていただいています。このテーマは,私にとってもとても重要で,大学教育の本質的な問題を孕んでいるため,実践的にも研究的にも探究していきたいと思っています。

 

2.Gakken『学研・進学情報』(2023年12月)

2つ目はこちら。きっかけは,本学高大連携センター主催の探究学習研修講座(2023年10月)を実施したことです。関係職員から「探究学習に関する様々な問い合わせが来るが,どう対応すれば良いのか」といった相談を受けて実現したものです。その情報を掴んだ学研の方が研修に参加され,その後,オンラインで2時間ほど取材を行い,以下の記事に至りました。

 

特別レポート 高校での探究学習⑪ 探究学習のポイント「主体性の育成を中核に,大学の先につながる学びとなっているか?」

 

4ページにわたって探究学習のポイントとして当方の発言等を取りまとめてくれています。探究学習については色んな識者もいて,アプローチは様々ありますが,山田的な解釈と大学,社会への接続という視点から探究学習を捉え実践するためのエッセンスがギュッと詰まったものになっていると思います。残念ながら会員限定の記事になるのですが,もしお読みになりたい方がおられましたら,当方までご連絡下さい。

 

2022年度から「総合的な探究の時間」として必修化され,各校は対応に追われています。元々SSHやSGHなどで科学探究を中心に実施していた学校はさておき,指導要領で明示されたことで全ての学校に求められることになったのでそれはもう大変です。次年度はいよいよこのカリキュラムを受けた高校生が受験生となる年です。大学の入学者選抜もそこに照準を合わせてきていたりしますし,入学後のカリキュラムにも影響してくるため,大学側も備えが必要です。

 

個人的にもこの探究学習の流れは大賛成だし,現代社会における生徒・学生の学びと成長の促進という観点からもとても重要だと考えています。とは言え,日本の悪いところであるすぐに受験の手段に堕してしまわないためにも,注視・コミットしていきたい領域です。

 

そんな思いもある中で,今回このセミナーをきっかけに複数の高校から探究学習の(包括的な)指導に関する打診を受け,学校長や探究学習の中核を担う先生らと面会したりしています。次年度からいくつかの学校に関わっていくことになりそうです。またお伝えしたいと思います。

 

3.書籍『学びを育む 教育の方法・技術とICT活用:教育工学と教育心理学のコラボレーション』(2023年12月)

本の紹介です。こちら同僚の岩﨑さんが中心となって編集された教職課程のテキストを想定した書籍になります。

 

www.kitaohji.com

 

〈本の紹介より〉対話によって人は学び,知識が構成される。学びのメカニズムをふまえながら,いかに適切な教育方法を採用して授業設計するかについて解説。ICTを活用した個別最適な学び・協働的な学びへの道筋を探求する。教職課程コアカリキュラム「教育の方法及び技術」と「情報通信技術を活用した教育の理論及び方法」に対応。

 

私は,第16章「学習評価の原理・方法と技術を考える」を執筆しています。大学教員向けのテキスト「シリーズ大学の教授法4 学習評価」(2018年)でも当該テーマについて書いていましたが,改めて初等中等教育(教職課程の大学生)向けということで,内容を差別化しつつ網羅的かつコンパクトにまとめました。

 

www.tamagawa-up.jp

 

他の章も読みやすく,各章には授業で使える「演習問題」や「もっと学びたい人のための読書」コーナーも設けているので,次年度のテキストにぜひ。

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来年も頑張って執筆にも励んでいければなと思います。

2023年度第4四半期の講演・研修・発表の予定

思えば前回のブログ記事は真夏でした。本当に続かないなぁとコツコツが苦手な私はいつも反省します。8月後半からここまでかなり慌ただしくて,書く時間とエネルギーが無かったというのもありますが。

 

気づけば年末になっていて,2023年も残すところあと数日。

 

みなさまはどんな1年だったでしょうか。

 

仕事の振り返りは年度単位の方がキリが良いので,そのタイミングでするとします。ということで,2023年度の残り3ヶ月,第4四半期の講演・研修・発表の予定を記しておこうと思います。オープンになっているものについては,ぜひご興味・ご関心のある方はご参加いただければ幸いです。

 

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1.東山中学・高等学校 主体的な学び実践研究フォーラム2023(1/27)〈Open〉

新年一発目は,教育顧問を務める東山中学・高等学校の主体的な学び実践研究フォーラム2023です。2016年度から毎年実施してきていて,8回目になります。2020〜2022年度はコロナ禍ということもありオンライン開催としてきましたが,今回は久しぶりの対面開催となります。毎年,必ず新しい取組を組み込んでいますが,今回はポスター発表を行います。概要は以下の通りです。

 

【全体テーマ】コンピテンシー・ベースの正課・準正課の取り組み~教育IRの実践を踏まえて~

【日時】2024年1月27日(土)10時30分〜15時30分

【場所】東山中学・高等学校

【対象】主に中学・高等学校の教員

【詳細URL】https://www.higashiyama.ed.jp/news/14342/

 

私は,「VUCA時代の学校教育にどう取り組むか〜探究学習と入試改革の動向を踏まえて〜」と題して総括講演を行います。

 

2.関西大学高等部 探究学習教員研修会(1/31)〈Close〉

今年に入って,本学併設校の1つである中等部・高等部との連携が動き出しています。元々はIRだったのですが,中等部・高等部では探究学習(プロジェクト学習)を本格的にやっていることもあり,今回の研修会に繋がりました。

 

3.桃山学院大学 大学執行部向けFD研修会(2/15)〈Close〉

先日,学長を始めとする複数の執行部と学長課等の職員が本学を訪れ,内部質保証や教学マネジメント,IRに関するヒアリングを受けました。その延長線として,今回の執行部対象のFDが企画されました。対象を限定してインテンシブに行う研修会も効果的だと思います。学長課がかなり頑張っている様子で,私も勉強させてもらいます。

 

4.関西大学 教育改革実践フォーラム(2/17)〈Open〉

昨年まで教学IRフォーラムと呼んでいたのですが,より広い観点から多くの方と情報共有・ディスカッションする場を創りたいという想いから,タイトルを改称しました。また,教育改革「実践」としたのは,理想論やべき論に終止するのではなく,実践に根ざして実践のための場づくりをしたいということが理由です。そうした意図・理由から,昨年に引き続き,今回も対面開催です。概要は以下の通りです。

 

【全体テーマ】VUCA時代の大社接続を考える~卒業生調査をどのように教育改革につなげるか〜

【日時】2024年2月17日(土)13時〜17時

【場所】関西大学梅田キャンパス8階

【対象】大学の教職員および一般の方(定員150名)

【詳細URL】https://www.kansai-u.ac.jp/ir/archives/2023/12/20242172023vuca.html

 

私は,趣旨説明とフロア・パネルディスカッションのモデレーターを努めます。参加者のみなさんとじっくりこのテーマについて情報共有・ディスカッションできればと思います。続々とお申し込みが来ているので,ぜひお早めにお申し込み下さい!

 

5.びわ湖東北部地域連携協議会 2023年度FD研修会(2/21)〈Semi Open〉

こちら,2月21日(水)の14時〜16時,滋賀文教短期大学滋賀県長浜市にて開催されます。「学生エンゲージメントを高めるための教育・学習環境をどのように考え,実践するか」と題した講演を行います。

 

6.大学コンソーシアム京都 第29回FDフォーラム(2/23-24)〈Open〉

おなじみ大学コンソ京都のFDフォーラムの分科会1「身構えないで学べる授業環境の構築を目指して」に話題提供者として登壇します。題目は「主体的・対話的で深い学びの土台となる心理的安全性」としています。概要は以下の通りです。年明けから加盟校(1/5〜),非加盟校(1/12〜)の順に申し込みが可能となります。

 

【日時】2024年2月23日(金)10時〜12時

【場所】キャンパスプラザ京都またはオンライン(Zoom)

【対象】大学の教職員・学生および一般の方(対面80名,オンライン270名)

【詳細URL】https://www.consortium.or.jp/project/fd/forum

 

7.第30回大学教育研究フォーラム(3/13-14)〈Open〉

講演・研修とは異なりますが,共同研究者の溝口くん@桐蔭横浜大学と以下の題目で研究発表を行います。

 

「AL型授業における学習者の不安と授業環境認知および心理的安全性との関連」

 

2日目(3/14)の9時30分〜11時10分の部会9「AL②」の枠です。フォーラムは全てオンラインとなります。詳細は,https://sites.google.com/view/highedu-forum/の通り。

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まだいくつか調整中のものもあるのですが,現時点で決まっているのはこんな感じです。どこかで見かけられた際はお声がけ下さい。

 

がんばって年度末まで駆け抜けたいと思います!

ソーシャルアントレPGキックオフを終えて

気づけば10日ほど経ってしまいましたが,先週8日には,関大ソーシャル・アントレプレナーシップPGのキックオフイベントが開催され,無事に終了しました。

 

関大梅田キャンパスにて10時から18時までと,長時間のイベントでしたがあっという間で楽しみながら進行することができました。

 

何より今回のイベントの目的は,参加する学生の心を掴んで,出来るだけ多くの参加者と交流し,心理的安全性を確保し,プログラムへのモチベーションを高めることでした。学部・学年の異なる学生たちが集まって,チームを作って,数ヶ月間活動を共にします。我々スタッフがずっと関わり続けるわけではないし,全員で集まる機会はそうそうないので,この日にこの目的をどれだけ高水準で達成できるかが,今後を左右するという認識のもと,大人たちでみっちり議論して準備してきました。

 

最初から良い感じだけど,まだ少し固い雰囲気

 

午前中の最初は予め入力してもらった自己紹介情報を名刺サイズに印刷し,それらを使いながら自己紹介〜他己紹介をじっくりやったりとアイスブレイクの時間をたっぷり取りました。その後,僕の方から「VUCA時代に求められる力と今回のプログラムで成長するために」と題したウェルカムレクチャーと,プログラム責任者の横山先生@商学部・地域連携センター長からソーシャル・アントレプレナーシップに関するミニ講義とワークを行いました。

 

僕からのウェルカムレクチャー。みんな真剣な表情。

 

午後はゆっくり昼食休憩を取りましたが,その間にも会場に来てくれた企業の人や教職員に質問に来る学生たちと交流している光景がたくさんありました。

 

Work Design Lab代表理事の石川さんとがっつり話し込む学生たち

今回のプログラムの実質的なリーダーを務める職員の山中さんと学生たち

 

我々関係者も,何度かZoomで顔を合わせたり,Slackでは常にやり取りをしてきましたが,直接会うのは初めての方も多かったので,会うなりテンションが上がりました。偶然の縁で当日来られた株式会社アンド代表取締役の小野さんとは,8年前に中高の教員向けのアクティブラーニングの講座を一緒にやったことがあったのですが,最初隣りに座っていたのに気づかず,名刺交換する際に顔を見た瞬間,「えー小野さんやん!」「え,山田先生!?」「なんでここにいるの?(お互い)」ってなって(笑),そういう出会いもまた楽しいですね。

 

学生たちもですが,僕にとっても普段一緒に仕事することがあまりない企業の方々と一緒に人材育成プログラムを実施できるのはとても刺激的で楽しみでもあります。

 

大人たちも大いに交流を楽しんでいます

 

今回のプログラムは外的プログラムと内的プログラムの2つのプログラムで構成されています。外的プログラムは,実際に関大と縁のある4箇所の地域拠点をフィールドに,そこにある地域課題(課題オーナーから提示される課題)の解決に向けて,まさに学外に出て活動を行い,解決方法や新たなアイデアを創出するものになっています。内的プログラムは,「マイプロジェクト(通称マイプロ)」と呼ばれる実践を核として,複数のホワイト企業の社長さんへのインタビューを行い,そこからその方のマイプロを,ひいては自身のマイプロを創り上げていくというものになっています。

 

なので,午後は外的と内的で別の部屋に分かれて,そこで希望に基づいたグループ編成で,それぞれの活動に入っていきます。外的では関大の卒業生らが設立した一般社団法人KANDEとWork Design Labが,内的ではIIKIGAI Worksが担当してくれていて,我々関大の協力教員がメンターとして加わります。僕は内的の方に特に関わることになっています。初めて学生たちがマイプロを創るプロセスに関わりましたが,とても良いツールですね。授業でも取り入れてみようかなと思います。

 

内的プログラムの一コマ。チーム名や役割を決めて動きます。

 

外的・内的それぞれ3時間ほどワーク等を行った後,全体で集まって今日の学びの振り返り。しっかり振り返りを共有して,最後にみんなで写真撮影をして終了!学生のみんなもさすがにヘトヘトな様子も見受けられましたが,そりゃあそうですよね。知らない学生たちと一緒に色んな話を聞いたりワークをしたり自己開示をしたりなので,気疲れもあったと思います。

 

その後,次の全体会(9月にある中間発表会)のミーティングを終えて,いよいよ大人の時間。この日のために忙しい中,各所から足を運んでくれたみんなとの待望の懇親会。いやー楽しかった。異種混合って本当に面白いですね。

 

大いに盛り上がった関係者の懇親会

 

今回のプログラムは,三菱みらい財団の助成事業に応募して採択されたものなのですが,そこで記載しているコンセプトが「ごちゃまぜ協働」なのです。それは,学校と地域社会,学部や学年が異なる学生同士,学生と大人,企業人と大学人など色んな「ごちゃまぜ協働」によってソーシャルアントレ人材育成をやろう!というものになっています。その名にふさわしいスタートが切れたのではないかと感じています。

 

今から4ヶ月後の成長を見るのが楽しみです。