人生考路

個人と社会のウェルビーイングを高める教育と学びを探究する

立命館OICキャンパスツアー

今日の午前中は関大にてIRの定例ミーティング。午後14時から、立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)で外部アドバイザーを務めるSSP(Student Success Program)の定例懇談会のお仕事のため車で移動。

 

開始前に、せっかくだからこの4月に他キャンパスから移転してきた2つの学部・研究科(映像学部と情報工学部)を迎えるべく建てられた新棟を見学させて欲しいとお願いしていました。その話をうちのスタッフにしたら、自分たちも行きたい!ということで、僕を含む5名で訪問ということになりました。

 

OIC 2024|立命館大学

 

先方の職員さんと詳しいピアの学生さんが1時間ほどかけてじっくり案内してくれました。写真もいっぱい撮らせていただいたのですが、学内で共有するのみでお願いします、とのことだったので、外観のみで。

 

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はっきり言ってえげつなかったです(もちろん良い意味で)。SP LAB、Microsoft Base、Food Park、Live Streaming Studio、Dolby Theater、Learning Infinity Hall、Connected Learning Commons、Innovation Lounge、Demo Streetなどなど、一つ一つがハイセンスで、テーブルや椅子などの細かなセレクトにもこだわりと統一感が見られるものでした。

 

何より感銘を受けたのは、至るところに自習できるスペースが用意されていて、かつ、学び方や気分によって多種多様な選択肢から学生が自由に選べるようになっています。つまり、学生の学びを最も重視した設計になっている点が素晴らしかったです。これこそがこれからの時代に求められる大学の姿だと思いました。

 

もちろん、これはどこの大学でも真似できるものではありませんが、本学なら叶えられるところはあるはずなので、こんなキャンパスが近隣に出来たことに焦燥感・危機感を覚えました。だって学費は変わらないんだもの。何とかならないだろうか、、、

 

そこかしこで自習している学生を見ましたが、寝ている学生やだらしなくしている学生には全く遭遇しませんでした。

 

人類の歴史を見ても、環境が変われば人の行動も変わります。こんな教室や空間があれば、学生の学びも、教員の教えも変わると思います。なかなか進まない教育・学習改革を推し進めるには、環境(ハード)を変えるといったアプローチも有効なのだと感じます。

 

キャンパスツアーの後は、うちのスタッフとはお別れして、僕はSSP懇談会を3時間、その後は茨木駅周辺のお店で新規スタッフらを交えての懇親会。色んな話をして、少し前に帰宅。

 

これでようやく週末。今週も慌ただしかった。来週はもっとハードなので、週末は少し身体を休めつつ、月曜締切の学会発表の要旨原稿執筆とデータ分析に勤しみます。

今日も今日とて

今日は2限目のカリキュラム開発論からスタート。授業終わりに学生が話しかけてきたりすることも多く(僕が好きで話しているという噂もある),大体お昼休みのほとんどを話し込んでしまい,昼食抜きになることがしばしば。3限目のサービスラーニングでは,最近学んでいる行動経済学についてのミニレク&WSを組み込んでみるなど。

 

このところ,行動経済学を援用して大学教育改革や教学IR等を推進できないかと模索しています。というのも,「人は合理性では動かない」といった前提となる認識が教育改革に通じると思うわけです。いくらデータやロジックを揃えて,ストーリーとして整っていたとしても,じゃあそれで動くかというと全くそうではないわけです。「人は変わることに対して抵抗するわけではなく,変えられることに抵抗する」といった『学習する組織論』にも関わりますが,やらされるのではなく自然に望ましい方向に変わっていくような,そんな「仕掛け」が必要なのかもしれない。そういう意味で,この難局を打開する手段として,行動経済学の知見や知恵は活かせるのではないか。そう考えていて,ご専門の方とコラボ出来たら嬉しいなと思っているのですが,どなたか良い方がおられれば教えて欲しいです。

 

3限目が終わってからは,まずお昼ご飯を食べて,今日締切の査読論文を片付けるなど,急ぎの要務を片付ける。17時から来月の大学教育学会RTの打合せだったので,非常勤で本学に来てくれている家島さん@阪大を研究室にお招きして,登壇者の後藤さん@デロイトトーマツと冨田さん@東大とをZoomで繋いで4人で打合せ。アントレプレナーシップ教育への理解をさらに深めつつ,楽しく打合せが出来ました。ぜひ当日会場にお越しください!

 

終了後は,急いで帰宅して,東山中学・高等学校AL推進WGの先生方と,来週の協同勉強会の打合せ@Zoom。4月に着任された若手教員を含め,今年度のテーマや第1回の勉強会の進め方などを協議。今年度は,探究学習,とくに教科探究を探究することで合意。これまで進めてきたアクティブラーニングと探究学習との異同を踏まえつつ,各教科においてどのように生徒が探究的な学びを経験できるかを考え,実践していきます。

 

ということで,打合せも終わって本日のお仕事は終了。明日は授業がないし,メールも合間合間に返し終えているので,今日はこれで仕事納め!まだ20時30分。早い!嬉しい!

 

と思ったら,先日提出した科研費の実績報告書の修正依頼が来たので,処理してからPCを閉じます。。。

 

その後,夜ご飯食べて,ゆっくり過ごします♪

学生の振り返りが・・・

今日は通常の授業や委員会に加えて,大阪府立山田高校の校長先生と探究主席の先生とが来研。この4月に校長で着任されたこの先生とは前任校の箕面高校さらにその前の池田高校の時からのご縁で,何かにつけて声をかけてくれていました。

 

今回は新たに学校長として着任された高校での総合探究へのコミットメントのご相談ということで応対しました。既に当方の予定がパンパンなのはご承知いただきつつも,なにがしか力添えいただけないかということで。この高校からは多くの生徒が関大に来ていることもあり,上述の通り懇意にしてきたこともあり,無下にはできず。探究主席の先生も良い感じで熱意もある方なので,無理のない範囲でというところで一旦は落ち着きました。

 

今日も話に出たのですが,当方は企業や高校など大学の外に色んなフィールドと繋がっていて,本学の学生で興味があれば良質な学びと成長の機会をたくさん提供してあげられるのですが,なかなか難しいんですよね。いま,学内に学生参画の組織を設置すべく動いているのですが,こちらも学生のリクルーティングが最大の難所だなと考えています。学生からすると,必修科目やゼミ等卒業に必要な単位修得,就活,アルバイトの優先度が高く,ほぼほぼこれらで埋まってしまっているようです。学生たちのスクリーンタイムの時間などを聞いていると,1日の中でもかなりの時間をスマホSNSに割いているので,そこを減らせばもっと色々出来るけどなぁと思うのですが,なかなかね。

 

他方で,このところ授業準備で深夜を過ぎることが増えてきました。僕がずっとこだわっている授業後の振り返りと翌週の授業でのフィードバック(TsuyoTube)の作成に時間がかかるようになってきたからです。春学期に振り返りを導入している3つの授業の受講生は計150名程度ではありますが,どの授業も毎週回を重ねるごとに振り返りの文字数が増えてきています。今のところ大体一人当たり平均600文字強といった感じなので(提出者は120名くらい),単純計算でも毎週7万字近い感想を読んで,厳選してコメント・リプライを付けてA42〜3枚に仕上げるといったことをしています。ICTツール(REAS)で収集して,締切が来たらデータ(CSVファイル)をDLして,VLOOKUPで学生名簿に名寄せしてという作業も挟みつつ,1つの授業に1時間以上かけない主義でやってきていますが,さすがに1時間ではしんどくなってきています。

 

カリキュラム開発論の振り返り文字数の推移

 

学生の感想は量だけでなく質も伴ってくるので,相当に読み応えがあります。大変ですが,大学生心理や大学教育を生業としている僕にとっては,この学生の振り返りから多くの学生の生の声を知ることが出来ています。どれだけアンケート調査をしても届かないような学生の世界に迫ることが出来ているので,それを自身のモチベーションにして頑張り続けています。目がショボショボになるのですが・・・

 

今週の心理学の授業の振り返り。こんな感想をもらえると,頑張り甲斐があるなぁと思います。

 

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とりあえず,今日は終了。お風呂入って寝るとします。

企業社長との対談企画を終えて

今日は本学の卒業生でもある東京貿易ホールディングス株式会社の坪内社長との対談がありました。

 

東京貿易ホールディングス株式会社

 

元々は学長コーナーの方に行っていた案件だったのですが、本学と先方とのやり取りの中で、山田との対談を!という運びとなりました。昨年度に実施した卒業生調査を統括していたこともあって、ぜひにとなったようです。

 

僕にとってはこんな機会なかなかないので、とてもありがたいお話です。先方も丁寧に資料など読み込んで準備して下さっていたのですが、実際対談が始まると、僕の方からの質問攻め?みたいになりました。だって聞きたいことたくさんあるんだもの。

 

予定していた1時間の対談はあっという間に過ぎ、その後外で撮影をして、学内のレストランで昼食を取りながら結局プラス2時間近く。同伴していた本学の職員ら(学長室、総務課、広報室)も大いに刺激を受けたようでした。

 

飾らず気取らず、誠実に確実に、自分に出来る精一杯を、相手に対する想いを持って実践してきた坪内社長の人生や教訓等をじっくりと伺うことが出来ました。僕も人生の先輩として多くの学びと気づき、刺激をいただきました。

 

大学と社会はもっと繋がらないといけないし、お互いに対話する機会を作っていかないといけないと思っています。対話を通じて、大学は社会への理解を、社会は大学への理解を深めていくことで、より質の高い大学から社会へのトランジション機能を担保しつつ、青年から大人への成長・発達を促す責務を果たすことになると考えます。

 

とは言え、一介の大学教員がそうした場を創り出すことは容易ではないのですが、色んな人の力を借りながら少しずつでも進めていきたいと改めて胸に刻むことが出来た1日でした。

 

素敵な機会をありがとうございました。

 

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関大ソーシャル・アントレPG2024の募集はじまりました

本学で昨年度から実施しているソーシャル・アントレプレナーシッププログラム(通称,アボカドPG)の2024年度の募集がはじまりました。

 

当方もプログラムの全体の企画・運営および効果検証に携わるとともに,メンター教員としても学生チームのサポートに加わります。今年度は10チームに対して,10名のメンター教員を揃えて臨みます(とても贅沢!)。

 

来月の大学教育学会のRTでも詳細をお話しますが,参加学生には一定のアントレプレナーシップが身につくものになっています。昨年度の反省を踏まえて,今年度はプログラムもさらに強化しています。

 

ぜひ,関大の教職員のみなさま,学生にご紹介いただければ幸いです。

チラシの現物が必要な場合,地域連携センターにお問い合わせいただければご準備いただけます。

また,メンターとして携わってみたいという学生がいればお問い合わせ下さい。

 

ホームページについて,今年度版へのアップデートはもうじき完了という感じなので,アップし次第,ここに追記します。

Instagramhttps://www.instagram.com/kandai_avocado/)でも情報発信しています。

 

無料でこれだけの内容を受講できて,全学の色んな学生と繋がることもできるプログラムですので,ぜひ,たくさんのご応募お待ちしています!

 

2024年度の募集チラシ(表面)

2024年度の募集チラシ(裏面)

テキストでも以下,概要を記しておきます。

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◆募集概要◆
【対象】本学学部学生及び大学院生
【定員】30~40名
 ※定員を上回った場合,1・2年次生を優先し,応募内容に基づき選考を行います。
【実施期間】2024年6月末~11月末(終了後も自発的に活動は継続できます!)
 ※各プロジェクトによって活動スケジュールが異なります。事前に募集要項で内容をご確認ください。
【参加費】無料
 ※現地までの交通費及び宿泊費を本学で負担します(上限あり)。食費などは自己負担あり。
【募集締切】5月31日(金)
【全体ミーテイングのスケジュール】
◎キックオフ・ミーティング/6月27日(木)17:00~20:00@千里山キャンパス第2学舎A503
◎中間発表会/9月21日(土)午後@千里山キャンパス第3学舎ソシオAV大ホール
◎最終成果発表会/11月30日(土)午後@千里山キャンパス第2学舎BIGホール100

【協力団体】一般社団法人カンデ,一般社団法人Work Design Lab
【注意事項】

①当プログラムは正課外活動となるため,成績評価・単位認定等はありません。
②原則対面での実施とします。リフレクションやグループ・ミーティングに関しては,オンライン(Zoom)を併用。※活動地は千里山キャンパスやキャンパス外となります。
③当プログラムでは,参加者自身が主語となる対話や発表の機会が多い点を予め認識してご参加ください。

関大教育推進部(教学IR特任教員)の公募はじまりました

今日より,私が所属する本学教育推進部の特任教員の公募がはじまりました。具体的には,当方が主担当の教学IRプロジェクトのセクションなので,一緒にお仕事していただける方の募集です。

 

関西大学教学IRプロジェクト

 

詳細は以下よりご確認いただければと思いますが,不明な点などあれば当方にお問い合わせ頂いても構いませんので。

 

〇Jrecin
https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D124050223

 

〇大学Webサイト
https://www.kansai-u.ac.jp/ja/info/recruit.html

 

また,お知り合い等にもご紹介いただければ幸いです。

長い1日

今日も長い1日やった。

 

朝9時から地域連携センターにて今年度のアントレPGの打合せで1日がスタート。次の予定の関係で急いで検討して途中で退席。

 

9時50分からは文科省関係の委員会@オンライン。10時40分から授業なので、教室に移動してギリギリまで委員会に出席。

 

12時10分に授業が終わって学生の相談対応。12時30分から、来週に予定している本学卒業生で企業社長との対談企画の事前打合せ@オンライン。時間が無かったので、そのまま教室で。楽しいイベントになりそう。

 

1日の中で授業や会議や打合せと学内をあちこち移動しながらも、その隙間を縫う形で学外のオンライン会議等が入るので、常時オンラインセットを持参して、場所と時間に応じていくつかの部屋から選んで対応してる。移動の時間もなくて、歩きながらオンライン会議に入ることもしばしば。

 

13時30分に終わって、郵便局で急ぎの用事を済ませて関前商店街でお昼ご飯。大阪王将で炒飯を食す。そこから生協に移動して本を購入。最近、教育学や心理学のコーナーではなく、経営学のコーナーにいることが多くて、とりあえず10冊ほど購入。

 

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一旦部屋に戻って数分の間で急ぎのメールを捌いて、15時から教員会議に出席。16時に終わって、ようやく研究室に戻って再びメール処理。まだまだやることあるので、17時過ぎで一旦切り上げて帰宅。

 

そのまま書斎にて明日の授業準備×2。途中メール処理を挟みながら20時頃に終了。引き続き、明後日の教育改革検討WGで提案する質保証における学生参画の資料作成。完成まで至らなかったけど、23時頃までやってさすがにガス欠で終了。明朝やらなきゃ。

 

夕飯を食べてようやく1日が終了。基本、どんなに仕事が詰まってても、仕事だけで終わる1日は嫌なので、好きな動画とか見て、お風呂入ってしてたら毎日2時は軽く過ぎる。

 

フルスピードで仕事しても処理が追いつかない日々の繰り返しの中で、それでも自分は成長出来ているのか、学生の成長に貢献出来ているのか。

 

自問自答の日々はつづく……

待ち時間にMBTIやってみた

今日は朝から病院行ったり外回り。今ふと1時間ほど妻を待つ時間が出来たので、喫茶店に入る。いつもならPCを持ち歩いてるのだけど、今日はPCもAirPodsもないし、コーヒーを飲みながらスマホでブログなど。

 

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急ぎのメール対応もないし、何しよーかなーと思い、久しぶりにMBTIをやってみた。心理学者は嫌う心理テストやけど、学生の間では大流行りやし、しょっちゅう学生から「先生のMBTIのタイプは何ですか?」と聞かれているので。

 

実際やるのは3回目かなと。

1年に1回くらいやってる感じやけど、結果は全て同じ「主人公(ENFJ-A)」。

 

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解説としては、以下のような感じ。

 

「大きな人生の目的を果たすのが自分の使命だ…」 こんなふうに、主人公型の人たちは普段感じているでしょう。理想主義で思いやりがあるので、他の人たち、そして世の中に良い影響をもたらすよう努めるタイプです。正しいことをする機会——たとえそれが簡単にできることでなくても——を敬遠することは滅多にありません。

生まれつきリーダー格なので、著名な政治家、コーチ、教師の多くが主人公型の性格タイプなのも納得です。情熱的でカリスマ性があり、仕事でだけでなく人間関係も含めた人生のあらゆる領域で人々をインスパイアするでしょう。友人や愛する人が最高の人間になるよう導くことに、とてつもなく大きな喜びとやりがいを主人公は感じるのです。

 

このタイプの強みは、

  • 自信に満ち溢れている
  • 積極性がある
  • 主体的に行動を起こすことが得意
  • アグレッシブなためリーダーを任されることも多く、周囲に頼られる存在でもある
  • ポジティブで決断力がある
  • 人々を鼓舞し目標に向かって導く能力に優れている

で、弱みは、

  • ときには自分のニーズを後回しにしてしまう傾向も
  • 人に尽くし過ぎること
  • 理想主義であること
  • 神経質であること

とある。

 

なるほど。主人公タイプは全体の2パーセント程度だとか。キャリアアンカー診断でも、いつも「奉仕・社会貢献」タイプと出るので、理想主義的で利他的なところは納得という感じ。自信に満ち溢れてるかは微妙やけど、自分のことを後回しするのはかなり悩ましい問題で、もっとワガママになれたらなぁとは常々思ってる。

 

強みを活かせる職業は、

ということで、なるほどズレて無かったのね。むしろドンピシャやな。

 

向いてはいるけど、後は理想主義なところが、現実とのギャップに悩まされて孤立化を生むのもまた悩みの種か。

 

主人公は誠実で優しい気質の持ち主ですが、有言実行する人たちでもあります。正しいことをするよう他の人をやる気にさせることで、とてつもなく大きな幸せを感じるのです。

 

そうやなぁ。そうありたいと思うだけに、「他の人をやる気に」のところが最も重要で難しいところなんよなぁ。

 

結局、こういうテストってそれ自体の善し悪しの議論より、それらを通じて自分自身の内省を促して、自己を多角的にみることが出来るかが大事やと思う。そういう意味では、タイプ診断など類型論的なテストってややもすると歪みやラベリング、多様性の排除にも繋がる恐れがあるので、そういう部分をしっかり伝えていかないといけないですね。

 

小一時間を過ごすのにちょうどいい素材でした。

今日もバタバタと

今日は朝一番から人事委員会があり、近々の公募に向けてスタートしました。2コマ目は教職科目のカリキュラム開発論。60名程度の受講生ですが、なかなか良い感じで、4週目にして大人数のゼミっぽい雰囲気が出てきました。ここまで持っていくのはかなりエネルギーがいりますが、軌道に乗った感じでホッと一息。

 

 3コマ目はサービスラーニング科目のフィールドワークなので、お昼ご飯を食べる間もなく大学を出て吹田市駅に移動。今週は2つ目の部署である吹田市の健康まちづくり室のフィールドワーク。お題が「若年層に対する喫煙防止方法の提案」ということで、吹田市駅前にある「卒煙支援ブース」に集合。こうした施設は全国でも少ないらしいです。代わる代わる学生らも1度は中に入って職員さんの説明を受けるも、タバコの煙がしんどい、と口々にしながら出てきました。高性能な空気清浄機が入っていてマシめでしたが、それでも慣れないとしんどいですね。

 

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授業を終えて再び大学に戻ってIRの定例ミーティング。今年度の新たな調査企画を中心にディスカッション。うちのIRミーティングでは、他大学の事例や試行的なデータ分析・可視化等を持ち寄り、本学の特徴を相対的・多角的に分析して、理解を深めながら、何が必要か、各自の役割は何か、どうやって進めるかなど、みんなで知恵を絞りながら議論します。毎週毎週、教員と職員がここまで真剣にミーティングに臨んでいる部署はそうそうないんじゃないかなと思います。一人一人が学生のために大学を良くしたいという想いを持っているので、毎回とても楽しいです。

 

これで朝9時30分~17時30分まで昼休み抜きでぎっしり埋まるわけですが、その間に溜まる数十通のメールを処理しないといけません。毎日70~80通ほどメールが来るので、その日のうちに捌かないと手に負えなくなります。授業の準備とかもあるので、結局メール処理は深夜にもつれ込みます。せめて日程調整だけでもAIなり秘書さんなりに対応してもらえないかなと願うばかりです。

 

そんな悶々とした夜半に、久しぶりに西岡先生@京大から連絡があり、DMで少しやり取りをして元気をもらいました。中等教育に少し力点を置いているので、探究学習やパフォーマンス評価をはじめ、色々ディスカッションしたり、ご一緒できる機会があればなと思います。

伊丹の先生方との懇親会

なんだかんだで月曜も普通に授業やったし、来週月曜も仕事やし、結局GWといっても今週末の3連休だけの山田です。

 

今日は、伊丹高校の共創ミーティングのため学校へ。普段は車なのだけど、今日は夕方からミーティングということもあり、ぜひ懇親会をやりましょう!ということで公共交通機関で移動。

 

次年度からの探究学科設置に向けて、今年度からの体制づくりやプログラム内容、評価ルーブリックなど、検討すべき事項は多岐にわたります。文科省の事業採択を受けていることや、市立学校なので市との調整など、予算計画含め、目配せしないといけないことも多く、責任担当の先生はなかなか大変そうです。

 

でも、新たにWGから発展させたグローバル共創科設置準備委員会には、直接担当する先生はもちろんですが18名の教員(全教員の約3分の1)が自ら手を挙げて参加意思を表明するなど、先生方の関心と熱意が伺えます。それもひとえにコアになっている先生方が丁寧に想いを伝え、話し合いながら進めてきたことに起因していると思います。

 

ということで、夜はそんなコアな先生方と懇親会。教育委員会に出向中の先生もおられるので、高校教育や大学教育のこと、高校生や大学生のことを、それぞれの立場から話しながら、理解を深め、想いを共有していきます。これこそが高大接続の実質化に必要な営みだと思います。

 

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既に数回行ってディスカッションしたりしていますが、これでようやく始まったという感じがしています。

 

これまでの僕の仕事は、生徒や学生を直接対象とするというより、教員や管理職の方々を対象に講演や研修、指導や助言等をしてきました。それはそれで大事だし、誰かがやらないといけないので頑張ってきましたが、何分大人が相手なので相当力がいります。何よりそれで生徒や学生の学びと成長が促されるのか、となるとなかなか難しいという実感もあります。このジレンマはこの仕事の宿命だと思って引き続き尽力しますが、最近はもう少し直接生徒や学生に影響を及ぼしうるような取組に携わりたいと考えています。そうしないと僕自身も徒労感や無力感ばかりが募って腐ってしまうという部分もあります。

 

幸い伊丹高校では、対教員という役割もありつつ、生徒に対して直接関わる機会もたくさん期待されているので、とても楽しみです。高校生が何を考え、どのように自身の学びや成長を遂げていくのかに触れることは、青年心理学者としてもリアルな青年理解に繋がる意味のあることだし、教育開発者としても有益な情報が得られます。何よりそこに関与出来ることは教育者としての原動力、1人の大人としての喜びになります。

 

とは言え、あまりにも色んなことに携わりすぎているので、限られた自分の時間やエフォートをどう塩梅するか、正直ギリギリな感じですが、楽しみながらチャレンジしていければなと思います。

大学教育学会の年次大会参加のご案内

先日,大学教育学会の年次大会の参加申込が始まりました。当方もいくつか関わることになるので,ご紹介させてもらおうと思います。

 

今年の開催校は関西国際大学(神戸山手キャンパス)で,期日は6月8日(土)・9日(日)となります。詳細は以下の通り。

 

大学教育学会第46回大会(2024年度) - 大学教育学会 | Japan Association for College and University Education

 

1.アントレプレナーシップに関する企画RT

大会初日(8日)の午前10時〜12時にある「ラウンドテーブル」で,アントレプレナーシップをテーマに,企画者・話題提供者として登壇します。

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〈題目〉大学におけるアントレプレナーシップ教育の展開〜社会課題に関与し,新たな価値を生み出す精神をいかに育むか〜

〈概要〉現代は正解なき予測困難な時代と表現される。学生と社会全体のウェルビーイング向上を目指す取組としてアントレプレナーシップ教育が注目されている。文部科学省は,起業家育成だけのビジネス教育とは異なり,「自ら枠を超えて行動を起こし,新たな価値を生み出していく精神」と定義し,全国アントレプレナーシップ醸成促進事業を展開している。本RTでは,当該事業を受託・運営するデロイトトーマツの後藤氏,三菱みらい育成財団の採択事業「ソーシャル・アントレプレナーシップ育成プログラム」を担当する関西大学の山田,同採択事業「産学連繋型教育プログラム(QBIC)」を担当する大阪大学の家島氏の3名より話題提供を行う。

企画者 山田剛史(関西大学)・後藤 燿(デロイトトーマツ
話題提供者1 後藤 燿(デロイトトーマツ
話題提供者2 山田剛史(関西大学
話題提供者3 家島明彦(大阪大学
司会者 冨田佳奈(東京大学

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昨年度より,文科省のアントレ事業の委員として,また,関大のアントレ事業のメンバーとして,プログラムの企画・運営や効果検証に携わっています。そのこともあり,デロイトの後藤さんと相談して企画を立てることとしました。おそらく,大学教育学会のRTで「アントレプレナーシップ」は初めてじゃないかなと。アントレと聞くと「起業家」が連想されるし,まだまだその認識が強いなぁと思いますが,そこだけじゃない部分にも照射して大学教育における正課内外でのアントレの意義や可能性についてディスカッションできればと考えています。

 

ラウンドテーブル企画は今回18個もあって,同時展開なのでなかなか人来てくれるかなーという感じですが,VUCA時代に既存の枠を一歩踏み出す学生の育成のために何ができるかをじっくり考える機会にしたいと思うので,ぜひお越しください。

 

2.自由研究発表の発表と司会

大会2日目(9日)の自由研究発表(10時〜12時)の部会4「学士課程教育(2)」で,岡田くん@東京都立大の代表科研の一環で実施している調査の研究発表があります。僕は連名という立ち位置なので,今回は登壇なしです。

 

「高校・大学における学びの経験と教養・専門教育への意識との関連」

岡田有司・山田剛史・半澤礼之・家島明彦

 

なお,当方は同時間帯の部会1「教育評価」の司会に当たってしまい,会場に見に行くことが出来ないのですが,よろしければお立ち寄り下さい。

 

会場で色んな人に会えるのを楽しみにしています。

関大のアセスメントプランが公開されました

昨日4月24日の午後13時に,本学のアセスメントプランをWebサイトで公開しました。本来であれば12月末のところでしたが,年度末にも間に合わず,結果,年度明けになってしまったのは少々残念ではあるのですが,ようやく公開することが出来ました。

 

教育に関する三つの方針・アセスメントプラン(学部)|概要紹介|関西大学について|関西大学

教育に関する三つの方針・アセスメントプラン(大学院)|概要紹介|関西大学について|関西大学

 

本学のアセスメントプランは,「1. DPに対応したアセスメントの方法・指標」と「2. アセスメント結果の活用」の2つで構成しています。アセスメントポリシー(プラン)と呼称されるものの多くは,「1」に相当する内容で作られています(もうちょっと細かいですが)。ただし,それだけでは,指標を示しているだけなので,PDCAを回す際に十分な威力を持たないと思っています。なので,「2」を加えて,「1」をさらにDP以外の指標も含めて記載するとともに,それぞれに対して「いつ」「誰に」行うのか,また,「結果をどのように活用するのか」まで含めたものに設定しました。

 

今回は策定プロセスにもかなりこだわり,時間をかけました。3つのポリシーもそうですが,これらは「どういうプロセスを経て策定するのか」が重要だと感じています。文書だけなら簡単に作れます。教務委員等が作文して教授会で承認して終わり。全学が示したひな型のカッコ内を書き換える程度で整えて公開。これだと構成員にとって何ら影響力を持たない「飾りもの」になってしまいます。内部質保証の機能化・実質化が問われる中,こうした「外形的な対応」では明らかに不十分です。

 

そうしたこともあり,まずは認証評価や教学マネジメントについての理解を深めてもらったり,アセスメントプラン策定の意図や構造等を共有したりするための学部・研究科執行部FDを短期間で複数回開催しました。その前段階として,大学執行部や学長課等とも調整しながら進めました。同時に,各学部・研究科への作成依頼文書発出と連動させて,相談会(2回)や個別の部局コンサルテーション(随時),最終チェックを行うなど,数ヶ月にわたって伴走支援を行いました。

 

上述した通り,こちらでひな型を作って,カッコ内だけ変える,みたいなやり方だと,統一感はあるし,部局の労力も押さえられるので,スムーズだし恨まれることもないのですが,それでは駄目だと強調してきました。大枠の方針や全学版は示しつつも,各学部・研究科等でしっかり検討していただき,それぞれの部局の実情に即して作成していただくことにこそ意味があると主張してきました。なので,正直言うと,結構バラツキはあります。内容面で十分とは言えないところもあります。お伝えはしましたが,取り入れられなかったものも割とあります。ただ,(少なくとも現段階では)それで良いと思っています。本学では他学部の取組を共有するといった文化がないので,今回のAP策定を通じて,他の部局にも目を向けてもらいたい,その中で良いものは取り入れてもらいたい,そんな意図もありました。

 

この過程で,色んな部局の執行部の先生方とディスカッションする機会があり,難色を示されたり,強い批判的なコメントをぶつけられたりといったこともありました。「負担が・・・」といった声もそこかしこから聞こえました。それでも,1人でも多くの学生の学びと成長の促進のために必要なものだから,一緒に考えるので頑張りましょうと言い続けてきました。そんなこんなもあり,7月5日に学長名で依頼文書を発出してから,10ヶ月近くかけて公開に至りました。

 

同時に,内部質保証確認シートの内容や方法の検討も行い,これらAPが実質的に行われているかどうかを確認でき,教学マネジメントが少しでも意識されるように改良を加えてきました。認証評価目前ということもありますが,今年度は,これらがうまく機能するかどうかをしっかり見ていくことになります。

 

まだまだ道のりは長いですが,引き続き精進していきたいと思います。

今日のサービスラーニング授業

今日は担当科目の1つ「サービスラーニング」の3回目。吹田市との連携授業で、毎学期2つの部署から「お題」をもらって、チームで課題解決案を検討していきます。

 

今日は1つ目の部署である選挙管理委員会事務局のフィールドワーク。とは言え、選挙管理委員会の仕事は選挙という一大イベントの執行なので、どこで何をフィールドワークするんやろうと思っていました。

 

場所は通常の教室でとなり、実際の選挙会場を作ってみよう!そしてPR動画に創ろう!という内容でした。選挙会場に必要な資材等を持ち込んで来られたのですが、なんと吹田市のイメージキャラクター「すいたん」の着ぐるみも持参。

 

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ただ、設営するだけではつまらないので、ということで、全員を3つのチーム「設営班」「すいたん班」「ナレーション班」に分けて、職員さんらの指示の元動いていきます。担当職員が、この日のために絵コンテやシナリオをしっかりと作り込んで来てくれて、模擬選挙会場を設営・体験しつつ、PR動画の撮影、ナレーションの吹き込みを並行して行います。

 

シナリオは、模擬会場の設営もわざと間違った設営をして、それをすいたんが確認・指摘して、正しいものに設営し直すといったギミックも入っていて面白かったです。ナレーションは、経験者や放送部の学生らが手を挙げてくれて、とても良い仕上がりになったと職員も感心しておられました。

 

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「すいたん」役の学生が良いキャラ(お調子者)やったこともあり、動く度に会場は笑いに包まれながら、楽しく今回の企画をやり終えました。全てのシーン(素材)を取り終えたので、職員さんが編集した後、YouTube等で選挙のPR動画として公開されるようです。すいたん、ちょっと好きになりかけたわ(笑)

 

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担当して下さった吹田市の選管事務局職員さんらには感謝感謝です。

 

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今日もなかなか濃ゆい1日

今日は早朝から新学部の関係者らの相談対応。データを見ながら今後の展開についてのディスカッション。1期生は大事。良い学生が来てくれるようIRとしてもサポート出来ればと思います。

 

その後、大学の総合案内の原稿を書いたり、授業準備したり。授業後は、副学長先生が来研して、1時間30分ほど大事なお話を色々と。

 

昨年度申請した科研費の審査結果が閲覧できるよというメールが来たので,覗いてみました。すごく短時間で作ったこともあり、無理だろうなぁと思いつつ、でも出さなきゃ当たらないしという精神で出したのですが、案の定不採択でした。ただ、審査結果を見ると、A判定(不採択の中の上位20%)だったので、少しホッとしました。当該テーマは研究の蓄積が少ないこともあり、学術的な面での重要性の観点でポイントを下げてしまっていました。

A判定の場合、再申請支援研究費の申請が出来るということで、忘れないうちに手続きを済ませました。有り難いことです。今年度はちゃんと準備して臨みたいと思います。

 

モヤることの多い日々ですが、腐らず頑張っていかなきゃと奮い立たせつつ、自分のやるべき事を信じて精進します。

大学評価者セミナーを終えて

今日は午後からほぼほぼ4時間に亘って、大学基準協会が主催する大学評価者セミナーでした。大学評価の担当委員は受講が義務づけられており、僕は4年目4回目となります。

 

このセミナーを受けると、今年度の評価業務がいよいよ始まるなーという感じです。評価を受ける側はもちろん大変ですが、評価者側もこれから半年以上かけて評価業務に臨むことになります。

 

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他方で、こうした機会に最新の動向や状況を押さえることが出来るので、それはそれで勉強になります。もちろん、自大学も評価を受ける立場なので、どこがポイントになるのかをいち早く知ることが出来るので、本務校に活かすことも可能です。

 

早速、セミナー中に大学執行部や評価関連部署に対して、次年度(第4期1巡目)の受審に向けて、より緊張感を持って臨む必要がある、とメールしたりしていました。ワークショップやその解説を通じて、うーんそこまで見るのか、と僕でさえ厳しいなぁと唸る部分も結構あります。

 

一言で言えば、形だけ作ってもダメ、ということです。

 

今回のメインの素材が内部質保証だったということもありますが、委員会作って、規定作って、組織体制図作って、それっぽい矢印引いて、PDCAっぽくしてるだけではあかんということ。全学と学部・研究科等とが役割分担しながら、持続的に課題を把握し、改善へと結びつけるような動きが取れているか、それが学生の学びの質向上(DPの達成)へと繋がっているか(=機能しているか)が問われるということ。

 

もちろん、こうした話自体は随分前から言われているわけですが、評価者の目も肥えてきて、やっている大学も増えてきているので、より厳しくなってきているなという感じ。それなりに見栄えの良い評価書を作ることは出来るかもしれないけど、中身が無ければ結構気づかれますね。追加質問や根拠資料、現場の教職員や学生へのヒアリングなどで掘り出します。

 

一部の関係者だけが頑張って(取り繕って)どうにかなるステージにはないので、どうやってみなで一定の緊張感を持ちつつ本質的な議論を行い、質保証文化を醸成していけるか。逆に言えば、色んな大学を見てきて、ちゃんとやっている大学は日頃大学評価を意識していなくても、その時になれば問題なく対応出来るし、そうじゃない大学は評価のための改革をやるので中身がないことがバレてしまう。本来あるべき大学評価の形に近づこうとしているのかなとも思います。

 

なかなか大変な道程ですが、何より学生のためにもこうした機会を大事に踏ん張っていきたいなと思います。