人生考路

個人と社会のウェルビーイングを高める教育と学びを探究する

東山中高主体的な学び実践研究フォーラム開催のお知らせ

もう1つは,主に中学・高等学校メインですが,私が教育顧問を務めている東山中学高等学校主催の「主体的な学び実践研究フォーラム2022」です。

 

2016年度から毎年実施しているフォーラムで,今回7回目となります(名称は昨年から変わりました)。コロナ禍にあってもフルオンラインに切り替えつつ,毎年欠かさず実施しています。しかも,講演等一方的に話を聞くだけではなく,授業見学や先生方同士のディスカッションなど,双方向性を担保しつつ東山らしく展開しています。

 

今年のテーマは「「深い学び」に迫る!~未来を切り拓く授業の実現に向けて~」です。「深い学び」をメインテーマに据えて,私からの基調講演,東山中高の実践報告や授業研究ワークショップで構成しています。授業実践は予め録画・編集した動画を事前に視聴していただき,当日はその授業を踏まえつつワークショップを行います。

 

東山中高では「深い学び」をある種封印してきました(もちろん,先生方に「深い学び」をやらないでといった指示を出しているわけではありませんが)。というのも,現在求められている「主体的・対話的で深い学び」において,深い学びは実践的にも評価的にも最も難しく,その実現の前提には「主体的学び」が不可欠だからです。学校全体が主体的な学びを推進できる状況にない中で,深い学びをいくら求めても,一部の生徒以外はおそらく難しいでしょう。東山では学校全体をあげた教育改革・改善を7年継続してきました。決してトップダウンにならないよう,かといってボトムアップに委ねるでもなく,教員の主体的・対話的で深い学びの風土を培ってきました。そろそろ「深い学び」に踏み込んで良いだろうという判断です。参加される方々と一緒に学び合えれば幸いです。

 

フォーラムの詳細は以下の通りです。ぜひご参加下さい!

 

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【日時】2023年2月4日(土)13:30-17:00

【開催形態】Zoomによるオンライン(事前オンデマンド視聴あり)

【プログラム】

1.開会あいさつ・趣旨説明(13:30~13:40)
2.東山中高実践報告(13:40~14:15)
  ・実践報告1
   数学科 澤田寛成
   「教育IRを柱にした組織的展開」
  ・実践報告2
   英語科 中村憲幸
   「私の授業ビフォーアフター
  ・実践報告3
   河田光博氏(京都府立医科大学名誉教授)
   「学びの探究ゼミ~ヒトの科学ゼミナール~」
3.基調講演(14:15~14:50)
  山田剛史氏(関西大学教育推進部教授)
   「主体的な学びを駆動力に「深い学び」を実践する」
4.授業研究ワークショップ(15:00~16:50)
  ・授業研究1
   英語科 中村憲幸(中学3年)・村上太一(高校2年)
  ・授業研究2
   数学科 玉井克樹(高校1年)
  ・授業研究3
   社会科 森賢太郎(中学2年/歴史)・眞鍋慧帆(高校1年/地理)
  ・授業研究4
   国語科 野々村拓真(高校2年)
  ・授業研究5
   情報科 高畑祐輔(高校2年)
5.閉会挨拶(16:50~17:00)

【申込締切日】令和5年1月31日(火)

【定員】100名

【申込】次のURL (Googleフォーム)よりお申し込み下さい。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScV73MsVilir-FIXARLDYnxiTFpR-9P2l3JAPh-pXnS_BFNDw/viewform?usp=sf_link

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よろしくお願いします!