人生考路

個人と社会のウェルビーイングを高める教育と学びを探究する

学生の元気な姿に支えられ

葬儀以降ブログが書けておらず,方方から僕の体調を心配する声を聞いております。ご心配をおかけして申し訳ありません。元気にしています。

 

秋学期も始まり,3周目が終わりました。学生が安心して学ぶための土台を作るためにも最初3回目くらいまではかなり力を入れて授業をやります。おかげで学生たち,安心して自分の意見を出したり,深い振り返りが出てきたりと,徐々にリミッターを解除しつつあります。僕にとって大事なのは,学生自身の中にある(元々持っている)学びや成長への意欲・欲求を引き出し(Development本来の意味),それを対話的環境の中で増幅させていくことです。簡単ではないけど,実際,そういう状況が生まれてきます。本当に学生たちの目の色・目の輝き・学びに向かう姿勢が変わってきます。感動します。

 

春学期の授業を受けていた学生(N'ismに所属)がダンスの世界大会(World of Dance)で2連覇したって連絡があり、応援の御礼とお土産をもらいました。本当にすごいね、改めておめでとう!

 

今年度からスタートしている「関大生の学びと成長プラットフォーム」(3つのユニット)の学生たちも元気に頑張っています。「地域活性化ユニット」(「つよしずし」と命名)の学生たちは,LINEグループに加えて,Discordも活用して,本学地域連携センターの職員や八尾市の職員らを巻き込みながら一生懸命活動しています。学部も学年も違う学生が,単位にもならない活動にこれだけ一生懸命取り組めるってすごいと思います。今も学生とZoomで話をしましたが,本当に元気をもらいます。昨日は「関大をデザインする」ユニットの学生たちと集まって遊びました。1年前に授業の中で出会った学生たちが今も繋がって,青春を謳歌している様子を伺えて,とてもうれしく思います。一昨日は「MOCA」の学生が新たな企画を持って相談に来てくれました。熱い思いを持って,関大にいる学生たち同士が,学生と教職員が繋がる場所・機会を創りたいと言ってくれます。

 

本当の意味で「主体的に学び成長する」学生が育つための環境を提供し,関与していくのはなかなか大変なことです。が,安心して挑戦できる環境を用意して,信じて任せるといったことで,僕たち大人が想定する以上の成長を見せてくれます。教育において最も重要なことは「信頼」だと思っています。山田は精神論ばかりかと思う大学人も多いかもしれませんが,実際そうなんだもの。

 

どんなに忙しくても,大変でも学生の笑顔と成長のために全力を尽くしたいし,そのことが僕自身を支え,成長させてくれています。学生のみんなに感謝します。