人生考路

個人と社会のウェルビーイングを高める教育と学びを探究する

卒業おめでとう

少し前になりますが,今週20日は本学の卒業式でした。午前の部と午後の部に分かれて実施されました。

 

こういう時,僕のような学部所属とは違う大教センター系の教員はあんまり特別感がないんですよね。共通教養教育などの授業という形でしか学生と関わることがないので,学生の卒業を見送るというセレモニーにまで至ることがありません。

 

ただ,今年は何名かの学生から「先生,研究室いて下さいね!」と声をかけてもらっていたので,朝から研究室にいるようにしました。理由は,今年度からスタートした「関大生の学びと成長加速プラットフォーム」のユニット活動に取り組んだ学生らが卒業するからです。卒業要件に一切関係ない非公式のゼミ活動ですが,この1年一生懸命取り組んでくれたので,見送ることが出来て嬉しかったです。

 

ユニット03「つよしずし」からは1人が卒業します。右の学生は3回生の時に授業を受けてくれた学生で,着付けの前に一緒に来てくれました。つよしずしの3回生のメンバーも駆けつけてくれて,一緒にお見送りしました。企業に就職で東京に行ってしまうのだけど,身体に気をつけてがんばってね!

 

つよしずしからは1人卒業

 

ユニット02「MOCA」は4人全員が卒業します。卒業式が終わってから夕方に研究室を訪ねてくれました。このユニットは,先日のブログでも紹介した重厚なレポートを作成したり,素敵なイベントを実施してくれたりと,学生参画による大学教育改善を具現化する貴重な取組を行ってくれたので,とても感謝しているし,寂しい気持ちもあります。とは言え,教職課程の授業で出会った4人ですが,2人は大学院進学(1人は学内,1人は京大に),1人は大学職員,1人は民間企業とみな教職以外の道に進むことになり,色々関わることもあるので,今後とも継続していけたら良いねと話しています。みんな,それぞれの道でがんばってね!

 

MOCAのみんな。素敵な人生を。

 

外を歩けば,他にも授業を受講していた卒業生から声をかけられたり,卒業生を見送りに来た学生らと立ち話したりと,なんだかんだで1日卒業式を味わわせてもらいました。多くの教職員が言います。在学中は色々あっても,卒業式に学生たちを見送る場面は,自分たちが関わってきたことが報われる喜ばしい瞬間です,と。本当に素敵な瞬間ですね。

 

激動の時代,どの道を選んでも大変な社会状況ですが,みんなで支え合いながら,幸せに満ちた人生を歩んで欲しいと思います。

 

Bon Voyage!