人生考路

個人と社会のウェルビーイングを高める教育と学びを探究する

始まったなぁと実感

新学期が始まったなぁと実感します。授業はもちろんですが,学内の色んな部署等から打合せの依頼がどしどし来て,スケジュールがどんどん埋まっていきます。

 

今日の2限目は,1年生対象の「プロジェクト学習1〈学生生活をデザインする〉」。コロナ禍が開けて以降,私の授業も含めプロジェクト学習全体の履修者数が減少傾向にあります。私としては,負担の少ないオンデマンド授業に流れていることや,フルオープンになった課外活動で友人を作る機会は賄えるので,あえて負荷の高い少人数授業を避けること,あたりが主要な原因と見ています。大学としても力を入れている科目だし,授業アンケートを見ても,こうした少人数科目の評価は高く,受講するメリットは大きいだけに,こうした傾向は看過できない問題だと感じています。

 

ともあれ,来てくれた学生たちには目一杯楽しく学んで成長してもらうために尽力したいと思います。ということで,早速みんながお互いを知り,安心安全に学んでいただく環境づくりを行います。所属学部の異なるメンバーとグループを作って,「春」をテーマに「映える写真」を「15分間」で撮ってくるお題を課します。道中にも関係性を深めつつやるよう促します。

 

AirDropで写真をもらい,みんなで一番良かった写真を投票。今回の優秀作品はこちらでした。写っているのはメンバーの1人です。なかなか素敵ですね。

 

今回の企画にピッタリのお洋服を来てきた学生さんも素敵です

 

おとなしめの学生が多いですが,授業後には,全員でインスタかLINEの交換をしていました。また,授業後には1人の学生が僕のところに来て,相談したいことがあると言って,話を聞き始めると泣き始めました。入学してから不安と緊張で,誰にも相談できずにいたので,話を聞いてもらえてホッとしたとのこと。もう少しゆっくり話を聞こうね,とコンシェルジュカウンターに行って,職員さんも交えて相談対応。まだ感情が不安定だったので,研究室で話聞こうかということで,少しの時間研究室でお話。その間も何度か涙ぐむことがありつつも,話を聞いてもらえたことが嬉しかったらしく,勇気を出して授業後に声をかけてもらって良かったなと思います。

 

入学後に先輩学生から落単科目や切り抜け方を伝授されサークルにコンパにと流れていく学生もいれば,こうして一生懸命学んで成長したいと悩みすぎて苦しくなってしまう学生もいる。この大学は幅が広いなぁと感じさせてもらえます。

 

学生を途中まで送って,とりあえずお昼を食べるべく凜風館へ。ご飯を食べ終わって,帰ろうと思ったら,昨年僕の授業(リーダーシップ科目)を受けてくれた学生を見かけたので呼びかけると,めちゃくちゃびっくりして,「先生,覚えてくれてたんですか!?」と。「当たり前やん!」との返事に,めちゃくちゃ喜んでくれて,「先生,一緒に写真撮って下さい!」ということで食堂のど真ん中でパシャリ。元気そうで嬉しかったよ。僕の授業を受講してくれた学生は基本覚えてるので,見かけたら怖がらず声かけてね。

 


そんなこんなで,にぎやかな1日となりました。

 

さて,明日も頑張ろう!