人生考路

個人と社会のウェルビーイングを高める教育と学びを探究する

新年度最初の1週間を駆け抜けて

新年度が始まり、怒涛の1週間が終わりました。

もう1日平日があったら倒れてたかも…というくらいめいっぱいでした。

 

新年度と言っても、昨年度から続く業務はもちろんありますが、スタッフが入れ替わったりするので、新しい方にきちんとオリエンテーションもしないと!と色々気張りました。

 

教育推進部に山田嘉徳先生が着任されました。専任教員4人のうち2人が山田なので、結構前から教職員の中でお互いを「どう呼ぶか」問題が勃発していました。結局、下の名前で呼びましょう!ということで、剛史先生(さん)、嘉徳先生(さん)を広げているところです。逆に親しみが出ていいな(ラッキー♪)と思っています。コロナ禍のおかげで、授業ではみんなニックネームで呼び合うようになり、これがかなり良い感じなので、我々大人の世界もそんな風だといいなと思います。

 

ただでさえ山田って名の教員は多いし、これを機に学内外のみなさんもそう呼んでくれたら嬉しいなって思ったり。僕としては「ミッキー先生でいいですよ!」と声高に主張してきているので、それでも僕は喜びます。

 

新年度なので、To Doだけではなく、自分も新しい取組を始めたいということで、その1つとして、声をあげてくれた学生たちとの新たなプロジェクトが動き出しました。リリースまで整えることが色々あるので、追って紹介出来ればと思います。

 

何と言っても緊張感があるのは授業です。どれだけ授業をしてきても、初回授業は緊張します。学生たちを楽しい学びと成長の世界に誘えるか、第1回目はそのために最も重要な回で力を入れるところです。

 

この春学期は、1年生対象のPBL科目と、3年生以上が対象の教職科目、サービスラーニング科目、それと社会学部の3年生以上が対象の心理学科目の計4科目です。

 

4つのうち3科目が3年生以上(実際にはほぼほぼ3年生)になっていて、この学年はコロナ禍で入学してきた1年目の学生たちです。それもあって僕の緊張感は一層高まっていました。

 

ひとまず全ての科目の第1回目を終え、思った以上にみんな楽しんでくれていて、ホッとしました。僕はどのサイズ感の授業でも学生同士の対話や学生と教員との対話は入れるようにしています。3年生の学生らの感想から「ずっと1人で勉強してきたので、他の学生と話が出来て本当に嬉しかった」「今までディスカッションとかしたことが無かったので、すごく新鮮でこれこそ自分が求めていたものだ」「教員になろうと教職科目と1人で向き合ってきて、本当にいいんだろうか不安だったけど、同じような学生たちもいることが分かって安心した」などなど、学生たちがいかに学生同士でのコミュニケーションやディスカッションを欲しているか痛感しました。

 

しかし、コロナ禍だったとは言え、上回生にもなってアクティブラーニングやディスカッション等を全く/ほとんど経験したことがない学生があまりにも多いのは、悩ましいところです。

 

また、学生からは学生生活や進路等に関する個別相談の依頼が止まりません。僕のスケジュールがどんどん埋まっていくのですが、学生たちは相談できる大人がいなくて本当に困っている様子です。なので、出来る限り断らないようにしています。

 

今年度も、徹底的に学生の目線で、社会への移行を中核に据えて、学生の学びと成長を最大化する教育・学習環境の実現に尽力したい、しなければならないと痛感した1週間でした。

 

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(7年目に入った東山中高にて/2022.04.06)