人生考路

個人と社会のウェルビーイングを高める教育と学びを探究する

東山中高の取組を論文化しました

2016年4月から特別委員として関与している東山中高における組織的なアクティブラーニングの取組が論文になりました。

 

今年度が学校創立150周年ということで、関係する先生方と一緒に形にしようと進めてきました。

 

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澤田寛成・柴田昌平・中村憲幸・山田剛史(2019)「トランジションの視点を加えたアクティブラーニングの実践と課題-共生(ともいき)の精神を備えた主体性の育成をめざして-」『東山研究紀要』第63集

 

この間、猪突猛進で頑張ってきた澤田先生には全体の取組を、エース級の実践者でもある柴田先生(国語)、中村先生(英語)には良質なAL授業の実践報告を執筆してもらいました。私は昨年7月に実施したアセスメントの結果と今後の課題を執筆しました。付録として、3年間の取組や関わってくれた先生方全ての氏名も掲載しています。みんなの汗と涙?で紡いだ論文です。

 

この内容の一部は、日本私学教育研究所の依頼原稿としてももうじき刊行されます。

 

澤田寛成・山田剛史(2019)「東山中学高等学校におけるアクティブラーニングの組織的展開-トランジションの視点を加えた主体性の育成-」『日本私学教育研究所調査資料』

 

論文としてみたときの精度は低いかもしれませんが、私としてはとても清々しい気持ちです。机上の教育論ではなく、文章一つ一つに関係者の顔が見える地に足の着いた実践の記録。個人的には研究という営みの広がりを感じることが出来たようにも思います。

 

そして、また次のチャレンジへと繋げていきたいなと思います。