人生考路

個人と社会のウェルビーイングを高める教育と学びを探究する

伊丹の先生方との懇親会

なんだかんだで月曜も普通に授業やったし、来週月曜も仕事やし、結局GWといっても今週末の3連休だけの山田です。

 

今日は、伊丹高校の共創ミーティングのため学校へ。普段は車なのだけど、今日は夕方からミーティングということもあり、ぜひ懇親会をやりましょう!ということで公共交通機関で移動。

 

次年度からの探究学科設置に向けて、今年度からの体制づくりやプログラム内容、評価ルーブリックなど、検討すべき事項は多岐にわたります。文科省の事業採択を受けていることや、市立学校なので市との調整など、予算計画含め、目配せしないといけないことも多く、責任担当の先生はなかなか大変そうです。

 

でも、新たにWGから発展させたグローバル共創科設置準備委員会には、直接担当する先生はもちろんですが18名の教員(全教員の約3分の1)が自ら手を挙げて参加意思を表明するなど、先生方の関心と熱意が伺えます。それもひとえにコアになっている先生方が丁寧に想いを伝え、話し合いながら進めてきたことに起因していると思います。

 

ということで、夜はそんなコアな先生方と懇親会。教育委員会に出向中の先生もおられるので、高校教育や大学教育のこと、高校生や大学生のことを、それぞれの立場から話しながら、理解を深め、想いを共有していきます。これこそが高大接続の実質化に必要な営みだと思います。

 

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既に数回行ってディスカッションしたりしていますが、これでようやく始まったという感じがしています。

 

これまでの僕の仕事は、生徒や学生を直接対象とするというより、教員や管理職の方々を対象に講演や研修、指導や助言等をしてきました。それはそれで大事だし、誰かがやらないといけないので頑張ってきましたが、何分大人が相手なので相当力がいります。何よりそれで生徒や学生の学びと成長が促されるのか、となるとなかなか難しいという実感もあります。このジレンマはこの仕事の宿命だと思って引き続き尽力しますが、最近はもう少し直接生徒や学生に影響を及ぼしうるような取組に携わりたいと考えています。そうしないと僕自身も徒労感や無力感ばかりが募って腐ってしまうという部分もあります。

 

幸い伊丹高校では、対教員という役割もありつつ、生徒に対して直接関わる機会もたくさん期待されているので、とても楽しみです。高校生が何を考え、どのように自身の学びや成長を遂げていくのかに触れることは、青年心理学者としてもリアルな青年理解に繋がる意味のあることだし、教育開発者としても有益な情報が得られます。何よりそこに関与出来ることは教育者としての原動力、1人の大人としての喜びになります。

 

とは言え、あまりにも色んなことに携わりすぎているので、限られた自分の時間やエフォートをどう塩梅するか、正直ギリギリな感じですが、楽しみながらチャレンジしていければなと思います。