人生考路

個人と社会のウェルビーイングを高める教育と学びを探究する

大学コンソ京都FDフォーラム終わりました

昨日(2/24)は,大学コンソーシアム京都のFDフォーラムでした。

 

www.consortium.or.jp

 

分科会のテーマは「学生が過ごしたコロナ禍の大学生活」でした。今回のフォーラムでは10を超える分科会やシンポジウムがありますが,全てオンラインで実施されている中,この分科会だけ対面とオンラインのハイフレックス型で行いました。ナイス!

 

分科会のコーディネーターは中西勝彦さん(京都文教大学)。今年度着任して,コンソのFD委員として企画し,呼んでくれました。彼は僕が京大時代に指導していた大学院生(M1〜M2の9月まで)だったので,断るはずもなく,こうして教員になって呼んでもらえるというのは嬉しいことですね。

 

同じ登壇者の1人は,佐藤万知さん(京都大学)。僕の後,彼の指導を引き継いでくれた先生ということで,彼にとっては元指導教員2人を召喚したわけで,身内感がなかなかねという感じでしたが。もう一人の登壇者は,江崎洋子さん(京都文教大学)。社会連携部のフィールドリサーチオフィスの職員さんで,地域連携学生プロジェクトの学生さん3名を引き連れて発表してくれました。(江崎さん,本職は宇治の鵜匠ということで,普段聞けないような話を伺うことも出来ました)

 

コロナ禍で学生の世界に何が起こっていたのかを,全国の大規模学生調査(私)や2020年度入学生へのインタビューに基づく質的調査(万知さん),実際に地域活性化に携わった3人の学生の生の声(feat.江崎さん)を重ね合わせながら,学生理解を深め,じっくり振り返ろうという趣旨です。

 

会場のキャンパスプラザ京都には16名(定員20名の申し込みから当日4名が欠席)と,オンライン参加90名強(申込みは108名)の方々が参加して下さいました。3つの話題提供とパネルディスカッションまでは対面・オンライン双方参加で,その後のワークショップは対面のみという組み方もなかなかグッドでしたね。オンラインの残留率も高く,質問もたくさん出て,議論が尽きませんでした。何より,2020年度入学当事者である京都文教の学生たちの発表(この間の取り組みや葛藤など)を直接聞くことが出来て,嬉しかったし,とても心温まる心地よい空間でした。

 

今回は,中西くんが一生懸命考えてデザインしてくれました。コンソの方々も慣れないハイフレックスに一生懸命準備してくれました。感謝です。

 

会場には京大の院生や助教の方もサポートに来てくれたり,僕が関大で関わっている学生も来てくれて,終了後は登壇者とこのメンバーで懇親会でした。学部学生,大学院生,職員,教員と色んな立場のメンバーでワイワイ話してとっても楽しかったですね。久々に元指導院生を含む京大の院生らと話が出来て,やっぱりみんな議論が好きなので,自然とヒートアップしました。こういう時間もっと日常的に持たないとなと思いました。気づけば最寄り駅まで帰る電車はなく,終電+タクシーで帰る(家に着いたのは1時過ぎ)という長い長い1日になりました。

 

主催イベント2つを含め,5週連続の講演もここでストップ。3月は講演・研修等入っていないので(これは結構珍しい!),今年度はこれにて終了。1月には3本の原稿も書いたし,次の大学教育学会の発表エントリーも済ませたので,3月はインプット強化月間にしつつ,最低1本は論文を書くとしよう。

 

毎日ホントに充実していて,有り難いことです。対面に戻ってきて,人と会う機会も増えて,飲み会なんかも行くようになり,生活の充実感・QOLは確実に上がりますね。