人生考路

個人と社会のウェルビーイングを高める教育と学びを探究する

大学教育学会の年次大会参加のご案内

先日,大学教育学会の年次大会の参加申込が始まりました。当方もいくつか関わることになるので,ご紹介させてもらおうと思います。

 

今年の開催校は関西国際大学(神戸山手キャンパス)で,期日は6月8日(土)・9日(日)となります。詳細は以下の通り。

 

大学教育学会第46回大会(2024年度) - 大学教育学会 | Japan Association for College and University Education

 

1.アントレプレナーシップに関する企画RT

大会初日(8日)の午前10時〜12時にある「ラウンドテーブル」で,アントレプレナーシップをテーマに,企画者・話題提供者として登壇します。

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〈題目〉大学におけるアントレプレナーシップ教育の展開〜社会課題に関与し,新たな価値を生み出す精神をいかに育むか〜

〈概要〉現代は正解なき予測困難な時代と表現される。学生と社会全体のウェルビーイング向上を目指す取組としてアントレプレナーシップ教育が注目されている。文部科学省は,起業家育成だけのビジネス教育とは異なり,「自ら枠を超えて行動を起こし,新たな価値を生み出していく精神」と定義し,全国アントレプレナーシップ醸成促進事業を展開している。本RTでは,当該事業を受託・運営するデロイトトーマツの後藤氏,三菱みらい育成財団の採択事業「ソーシャル・アントレプレナーシップ育成プログラム」を担当する関西大学の山田,同採択事業「産学連繋型教育プログラム(QBIC)」を担当する大阪大学の家島氏の3名より話題提供を行う。

企画者 山田剛史(関西大学)・後藤 燿(デロイトトーマツ
話題提供者1 後藤 燿(デロイトトーマツ
話題提供者2 山田剛史(関西大学
話題提供者3 家島明彦(大阪大学
司会者 冨田佳奈(東京大学

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昨年度より,文科省のアントレ事業の委員として,また,関大のアントレ事業のメンバーとして,プログラムの企画・運営や効果検証に携わっています。そのこともあり,デロイトの後藤さんと相談して企画を立てることとしました。おそらく,大学教育学会のRTで「アントレプレナーシップ」は初めてじゃないかなと。アントレと聞くと「起業家」が連想されるし,まだまだその認識が強いなぁと思いますが,そこだけじゃない部分にも照射して大学教育における正課内外でのアントレの意義や可能性についてディスカッションできればと考えています。

 

ラウンドテーブル企画は今回18個もあって,同時展開なのでなかなか人来てくれるかなーという感じですが,VUCA時代に既存の枠を一歩踏み出す学生の育成のために何ができるかをじっくり考える機会にしたいと思うので,ぜひお越しください。

 

2.自由研究発表の発表と司会

大会2日目(9日)の自由研究発表(10時〜12時)の部会4「学士課程教育(2)」で,岡田くん@東京都立大の代表科研の一環で実施している調査の研究発表があります。僕は連名という立ち位置なので,今回は登壇なしです。

 

「高校・大学における学びの経験と教養・専門教育への意識との関連」

岡田有司・山田剛史・半澤礼之・家島明彦

 

なお,当方は同時間帯の部会1「教育評価」の司会に当たってしまい,会場に見に行くことが出来ないのですが,よろしければお立ち寄り下さい。

 

会場で色んな人に会えるのを楽しみにしています。