人生考路

個人と社会のウェルビーイングを高める教育と学びを探究する

秋学期の授業を終えて

今日で秋学期の授業が終わりました。オミクロン株が急速な拡大をみせる中、なんとか無事に乗り切りました。

 

秋学期は初年次のPBL科目4コマ(2種類×2クラス)でした。

 

初回から3回目まではオンラインということで、あの手この手を使って、学生たちの間で繋がりが出来るよう工夫しました。4回目から対面になった時のみんなの嬉しそうな表情が印象に残っています。改めて、心理的安全性を高めることの重要性を痛感しました。

 

毎週の授業後の振り返り(感想、質問)に対する翌授業時のフィードバックも力を入れてきました。4クラスあるし、回を追うごとに学生の振り返りの質も良くなり、文字量も増えていったので、なかなか大変でしたが、学生にとって絶対に大事なので頑張りました。

 

授業の最終回は、探究活動の振り返りの後、一人一人前に出ての1分スピーチを行いました。授業での学びとこれからの学生生活への決意を語ってもらいます。たった4ヶ月足らずですが、みんな明らかに成長していることが感じられて、嬉しく思います。

 

ほとんどのクラスで、みんなLINEやインスタの連絡先を交換しています。また、最後はみんなで写真を撮りたい!と言ってくれるので、一緒に写真を撮ります。今期もほとんどのクラスで希望があったので、みんなで撮りました。

 

カッチリとした学習成果ではありませんが、これは僕にとって大事な指標の1つです。でも、これが学びの質にも深く関わっています。特に、大学初年次においては、高校から大学に移行して、環境も仕組みも変わって不安も高いです。そこにコロナ禍なのでなおさらです。

 

学部を超えて語り合える仲間が出来る。そんな仲間と切磋琢磨しながらプロジェクトをやり遂げる。これが大学での学びだよ、面白いでしょ、っていう経験をさせてあげたい。そんな想いで授業を創っています。

 

しんどい状況だけど、学生たちのこれからが素敵なものになることを心から願っています。