少し前になりますが、8月3日(水)に本学大学院博士後期課程の院生を対象としたプレFD「大学院生のための教育実践講座」を開催しました。
https://wps.itc.kansai-u.ac.jp/jisedai/wp-content/uploads/sites/244/2022/07/koza_20220803.pdf
聞くと関大では初めてということでした。旧帝大などではほとんどの所で実施されていることを考えると、危機感を覚えます。年々厳しくなるアカデミックキャリアパスにおいて、研究業績はもちろん重要ですが、教育経験や教育能力の占める割合も高くなってきています。公募の2次試験ではほとんどの大学で模擬授業がありますが、非常勤も経験していない大学院生が在学中に何のトレーニングも受けていないというのはかなりのディスアドバンテージだと思います。
今回実施することになった経緯は、本学がJST次世代研究者挑戦的研究プログラムに採択された「豊富な産学連携・地域連携と連動させた『考動力』人材育成プロジェクト」において、プレFDを行うことが盛り込まれていたからです。そんなこともあり担当する学長補佐の先生から相談があり、私と同僚の岩﨑さんとでプログラム作りや当日の進行やミニ講義など、教育推進部としてサポートすることになりました。
JSTの補助を受けている院生に、希望する院生を加えた計17名が参加しました。直前まで22名でしたが、コロナの関係で最後この人数に落ち着きました。
写真には学長、副学長2名、学長補佐2名と、大学執行部の先生方にも現場に足を運んでもらい、グループワークのファシリテーションもお願いしました。
当日は広報課も来てくれて、開催報告の記事もアップしてくれています。
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10時30分~16時30分と長丁場でしたが、あっという間の1日でした。参加者アンケート(N=14)でも満足度は100%(非常に良かった64.3%、良かった35.7%)でした。
最後は、学長名による修了証を担当理事の先生より手渡しして閉会となりました。先生も「ぜひ続けたい!」「絶対続けますから!」ととても好感触でした。良かった良かった。
運営体制など課題は多いですが、何より研究科を越えて院生同士が繋がり、教育について濃いディスカッションが出来る機会を提供することはとても大切だと考えています。