人生考路

個人と社会のウェルビーイングを高める教育と学びを探究する

出来れば選択肢が欲しい

今年度は講演・研修の依頼をかなりお断りしています。

 

というのも、例年以上に、依頼時に日にちが固定されていて、こちらの予定が既に入ってしまっていて、断らざるを得ない状況なのです。

 

せっかく丁寧に下調べして依頼してくれているのに、日にちが固定(一択)だと、正直ほとんど無理だと思います。半年以上先ならまだ可能性はありますが。

 

学内的な事情や都合が最優先なのかもしれませんが、特に遠路で丸一日かかるような場所ならなおさら、もう少し選択肢を用意していただけないかなと思います。ある程度のところで打診いただくとか。

 

出来れば行きたかったなぁという依頼を断ったばかりの勢いで書いています。

特別講演会のご案内

来週末(6/30、13:00~)、河合塾が主催する講演会に登壇します。

 

演題は「新たな時代を生きる子どもの学びと成長にどのように関わり育むか」です。

 

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主に中学生・高校生・保護者が対象となっています。教育関係者ではない方に伝えたいこと、共有したいことが募っている僕にとって有り難い機会です。

 

専門的な内容をいかにやさしく分かりやすく伝えるか、そこが最も試される局面です。研究者だけ、教育関係者だけでしか通用しない言語で話している限り、相互理解は生まれず、学校と社会の溝は一向に埋まらない。その溝を少しでも埋めて、何より子どもたちが安心して学び、育つきっかけになる機会を提供したいと思っています。

 

詳細ならびに申込は以下のサイトよりお願いします。

 

子どもの豊かな成長のために。京大×河合塾『特別講演会』 | 体験授業・イベント | 大学受験の予備校・塾 河合塾

 

同時期、G20が開催されているので、会場となる大阪梅田のブリーゼプラザにお越しになるには、公共交通機関がマストかと思います。

 

ちなみに、198名の定員に対して、既に300名を超える方が申し込まれているようです。さすが河合塾のネットワーク。これからも増えることが予想されていますが、まだ締め切っていないので、おそらく引き続き受付はされていると思われます。

 

みなさまと会場でお会いするのを楽しみにしています。

コーヒー好きには堪らない

1日に2〜3杯は飲まないと禁断症状が出るくらいコーヒーが大好きです。

 

家にも研究室にも手挽きのミルを置いているので、いつも豆から挽いて飲んでます。

 

気づけば、色んなマグカップやタンブラーがどんどん増えていっています。

 

家の近所にはスタバが3件もあるし、大学内にタリーズもあるので、ここらで豆を買うことが多いです。

 

でも、ちょっと前から、家のすぐ近所に出来たコーヒースタンドも利用するようになりました。そこはかなり本格的で、雑誌などでも紹介されています。こだわりのマスターが世界中から仕入れてくる豆(生豆)を、その場で焙煎して提供してくれます。しかも、普通の喫茶店だったら、1杯1000円以上はするような豆を安価で分けていただけます。

 

家の豆が切れてしまったので、ちょうど入荷したての豆をいただきました。

 

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パナマ産のゲイシャ種をこの値段でいただけるなんて!しかも、めっちゃ新鮮。

 

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こうして焙煎が始まると小さな店内は、コーヒーの香りと煙で何とも堪らない空間に。煎り方なんかも、品種や好みに応じて対応してくれるので、色んな楽しみ方が出来ます。

 

しかも、焙煎を待つ間に、これまた美味しいコーヒーを安価でいただくことが出来ます。

 

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コーヒー好きには堪らないお店で、ウキウキなのでした。

 

 

エキサイティングな1日

今日はなかなかエキサイティングな1日でした。

 

(1)

午前中は、1年近く前から関わっている「産学協働イノベーション人材育成協議会(C-ENGINE)」の事務局(事業責任者の藤森さん)と打合せ。詳細は、代表理事である本学教育担当理事の北野先生へのインタビュー記事を紹介させていただきます。

 

“産学協働イノベーション人材育成協議会(C-ENGINE)が推進する研究インターンシップ” | 京都大学高等教育研究開発推進センター

 

博士後期課程の大学院生と企業とを「研究インターンシップ」という形でつなぐ事業で、今後の日本の高等教育ひいては社会変革に寄与する重要な営みだと思っています。実際、携わった院生の学びは大きく、企業からも高い評価を受けています。

 

藤森さんは、企業の現場を熟知しておられて、世代も立場も違うけど、同じ想いを共有しながら進んでいくディスカッションはいつもエキサイティングで、楽しい時間です。

 

ぜひ、研究としても発信したいと考えています。

 

(2)

午後一は、中国人留学生の研究指導で、中国の高等教育事情を色々聞きながら、双方の文化的差異や学生気質の違いなどについてディスカッション。これまたなかなか楽しい時間です。

 

(3)

その後、業務の一環として携わっているMOOCのアセスメント結果のフィードバックに行ってきました。今日の先生は、初期の頃からMOOCを実施されているiCeMS(京都大学 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス))の上杉先生でした。

 

上杉先生のコース("The Chemistry of Life")は世界中から多くの方が受講する人気のコースになっています。

 

The Chemistry of Life

 

僕ははじめましてだったのですが、挨拶するなり「専門は何ですか?」「それってどういうことをするんですか?」と質問攻めに(笑)とにかくものすごく好奇心が強くエネルギッシュな先生で、自身のMOOCを世界中で講義する際に活用されているとか。反転型の講義にこだわっていて、ぜひ共同研究にしませんかという流れに。「先端を行くのならいくらでも協力するよ」と。プレッシャーも感じるけど、楽しみなプロジェクトが生まれました。これこそ京大だなと思います。本当に先生方、好奇心が強くて、知ることを全力で楽しんで、世界中を飛び回っています。どんなに忙しくてもその歩みを止めない。常に楽しむことを第1にされている。これこそが大学、これこそが研究者/教育者なのだと痛感します。

 

(4)

まだ終わりません。週一でやっている学内の安全衛生に関する巡視業務(そのために衛生管理者の資格まで取るはめに...)の後、2016年度から特別委員として関わっている東山中高に移動して、定例ミーティング。子どもたちのために何が出来るか。学校の首脳陣の先生方とのディスカッションは熱い思いに支えられていて、とても楽しい時間です。色んなアイデアが出てきます。もちろん、ただでさえ多忙な学校の先生方にとって新しいことをするのは大変なこと。そこに、色んな先生方を巻き込んでいくのは尚更。そうした現実の難しさと理想とを重ねながら前に進む。

 

東山は幼稚園を持っていて、園長代理/副校長の先生ともいつも熱く議論しているのですが、私が幼稚園での様子も見てみたい!と言うと、ぜひ行きましょう!みんな喜びます!ということで、近々幼稚園デビューになりそう。

 

今の私は、特定の学校段階というより、子どもが大人になる過程、その中での学校教育の果たす役割に関心が向いているので、出来るだけ色んな年齢(発達段階)の子どもとそこに関わる大人、その相互作用を観たいと思っています。

 

 

帰宅後、明日の3コマ分の授業準備をして、これからお風呂に入って、ようやく1日が終わります。

 

今日はいつもに増してエキサイティングで楽しい1日でした。こんな日ばかりじゃないけど、身体は相当ガタがきてるけど、こんな日があるともっと頑張ろう!って思います。

 

そして修行の日は続く

よき助言者でなく、よき理解者に

昨晩、以下の番組を見ました。

 

ハートネットTV シリーズ 変わり始めた精神医療(1)「子どもたちの心」 | NHK ハートネットTV

 

厚労省の調べによると、精神疾患を有する総患者数は、平成11年の204.1万人から毎年増え続け、平成26年には392.4万人と、倍近くにも上ります。

 

また、精神疾患の発症のピークは、10代後半から20代前半ということで、大学教育を通じて同世代に関わる者として看過できない問題だと思います。

 

こうした問題に対する対策の1つとして、新しい学習指導要領では、高校の教科書の中に精神疾患に関する具体的な記述が盛り込まれることになっています。無理解による問題の悪化を防ぐためにも、学校教育の中で取り上げることは大切だと思います。

 

少なくとも「精神が弱いからだ」「頑張りが足りないだけだ」といった誤った考えを無くしていければいいなと思います。

 

番組の最後に、精神科医の先生が

 

「よき助言者でなく、よき理解者に」

 

といった言葉を発しておられました。

 

これは私自身もとても重要だと思っています。どうしても大人や特に教職につく人は「助言」しようとします。何か良い事を言って、良くしてあげよう、良い方向に導いてあげよう、と思いがちです。

 

この想い自体が悪いものではないだけにかえって問題が複雑になります。

 

「あなたのためを思って.......」

 

残念ながら一番ダメなパターンです。

 

私たち大人に出来ることは、よき理解者になること、よく理解しようとすること、その子が何を訴えたいのかに耳を傾けること、その善し悪しを(自分たちの価値観で)判断・評価しないこと、ありのままを受け入れること、なんだと思います。

 

これを大人や教師が実践できれば、子どもたちはかなり楽になれるし、結果的に精神疾患の改善につながると思います。

 

もちろん、関わり方以外にも様々な要因が重なり合って発症に至るのですが、比較的可変性の高い関わりの在り方を見直すことで、少しでも子どもたちの幸せな人生に寄与できればと切に願います。

学会の楽しみ方

大学教育学会第41回大会(於:玉川大学)が終わりました。

 

最近は、学会参加は理事会や各種委員会への出席、部会の座長(司会)といったお仕事が入っていたり、科研等の研究打合せが入っていたりと、なかなか自由に動き回るということが出来ません。

 

今回もそういうのは一定ありましたが、楽しい時間も多かったです。

 

楽しみ方はそれぞれだと思いますが、個人的には細切れの発表をあちこち聞き回ったり、企画された長時間のセッションに参加したり、オフィシャルな懇親会で次から次へとご挨拶したりというより、「(なかなか会えない・話せない)この人とゆっくり話したい」という人と予めアポイントを取っておいてじっくり話すというのが好きです。

 

今回そういう人とゆっくりお話できたのと、うちの院生らと2次会に行って深夜過ぎまで語り合って、フラフラしながら一緒に町田の夜を歩いたのは、何だか自分が大学院生だった頃を思い出して、とても楽しかったです。

 

大学教育関係の飲み会って、近況報告(愚痴大会)やら色んな人の噂話(人事や政治的な話)やら、あんまり研究の話にならないので、正直「それならホテルかカフェで仕事するか」となるのですが、今回はみんなで研究の話やこれからのキャリアの話などをしながらのお酒だったので、「学会ってこうだよなー」って思いました。

 

最後に、大会中、10m歩けば知り合いに会うくらいの感じなのですが、最初に言われるセリフのトップ3を上げたいと思います。

 

1位「身体大丈夫ですか?」

2位「ちゃんと休めてますか?」

3位「楽しく過ごせてますか?」

 

どんだけヤバいと思われてるんだろう(笑)

 

確かに日々命を削ってる感じはしますが、貧乏暇なし、声を掛けてくれるうちが花、何でも成長できる機会、と思ってやっていたら、結果的に隙間が無くなっちゃって。。

 

身体壊したら元も子も無いので、セーブしながら頑張ります!(出来るかなぁ.......)

 

自分的に楽しく学びの多い学会でした。

 

参加されたみなさま、お疲れさまでした。

期待を希望に変えるとちょっと楽

人って頑張ったら頑張っただけ期待しますよね。他者に認めて欲しい、受け入れて欲しいって思いが強ければ強いほど期待しますよね。

 

でも、期待するってすごくエネルギーのいることだし、何の反応ももらえなかったり裏切られたり、期待通りにいかなかった時のダメージって大きいですよね。

 

でも、だからと言って、そもそも期待しないっていうのも、あきらめちゃうことにもなって、なんか違う気がします。

 

僕は日々そんな感情や葛藤に苛まれています。そんなことに苛まれるのは馬鹿らしいなとも思いますが、人間だものしょうがない。何分、小心者でいつまでたっても自分に自信が持てない人間なので、ホントに毎日凹んでいます。でも、そんな自分だから頑張れたり、人がやりたがらないことをやろうと思えたりするので、しんどいけど嫌いじゃないかなと少しは思えるようになりました。行ったり来たりの毎日です。

 

そういう中で、僕は最近、「期待」という形ではなく「希望」という形で自分の感情を持つようになりました。

 

「こうなって欲しい」を「こうなったらいいな」に変えるだけです。

 

文字に書くと大した違いはないのですが、相手の側に比重を置く形から、自分の側に比重を残す感じです。

 

結構楽な感じがします。

 

他者に求めすぎるのではなく、また他者に向かう気持ちを諦めてしまうのでもなく、自分を守りながら、他者と共生していく。

 

高度な情報化社会で自己と他者の境界が極めて曖昧になったこともあり、距離感(パーソナルスペース)や共存感(センス・オブ・コミュニティ)の在り方が変化して、自分を保つことがとても難しくなっていると、SNSや今の若い子たちを見ていると感じずにはいられません。青年心理学者としては、ぜひ研究したいテーマです。

 

希望を持ちにくい日本社会ではありますが、希望こそが自分を守る数少ない武器になるのではないかなという希望を抱きつつ。。

 

もっと寛容な社会になればいいのにな。

教授・学習パラダイムを見分けるたった1つのポイント

高等教育を捉える視点の1つに「教授・学習パラダイム」というものがあります。

 

学術的な説明はさておき、教授パラダイムとは教員(教授)中心に、学習パラダイムは学生(学習)中心に教育を捉える見方を表します。

 

このことはアクティブラーニングや主体的・対話的で深い学びへの転換と密接に関係しています。

 

政策上、教育全体がAL型に移行していく流れにあるわけですが、その是非はさておき、この流れにすんなり溶け込める先生とそうでない先生にスパッと分かれます。後者のタイプの先生にいくら啓発してもうまくいかないケースが大半です。また、たとえ、当人は一生懸命授業改善の努力をしていたとしても、(本来的な意味での)ALにはならないのです。

 

それはなぜか?

 

その鍵を握っているのが、教授・学習パラダイムです。その人の持つ教育観といっても良いかと思います。学習観、知識観とも言えます。この教育観は幼少期からの教育経験の中で育まれるもので、簡単に転換出来るものではありません。

 

そして、現職の学校教員の大半は、教授パラダイムの中で学び、その環境に適応し、それを好ましいと感じてきたわけです。だから教員という職業に就いているといっても過言ではありません。

 

つまり、教育とは、教員が伝え(教え)、学生は受け取る(学ぶ)、という構図からなかなか脱却出来ないのです。

 

そこをすっ飛ばして、形だけALを入れようとすると、これは教員にとっても、学生にとっても悲劇です。授業を見れば、その先生がいずれのパラダイムに依拠しているかは一目瞭然ですが、それは発言の中にも現れます。

 

もっともシンプルかつ明確にいずれのパラダイムに依拠しているかを見極めるポイントは、「主語は誰か」、換言すれば「使役動詞が使われているか否か」、になると思っています。

 

教育について話している時に、「学生に〇〇させる」といった発言をされる方がとても多いのですが、これは教員が主語になっていて、教授パラダイムのタイプに属します。「観」というのは、普段から意識しているものではなく、潜在的に有しているものの見方や捉え方なので、こうした表現が何気ない会話の中に現れます。

 

また、教授から学習への転換というスローガンは一定普及しているので、最近はこんな言葉を良く耳にします。

 

「学生に学習させる」

「学生に学ばせる」

 

言葉の中にこそ「学習」や「学び」が入っているわけですが、「学生に教える」といった従前の教授パラダイムと何ら変わりありません。

 

逆に、学生を主語に捉えられている先生の授業は、どうあってもALになります。外野からあれこれ言わなくても、そういう方向に動いていきます。

 

私のざっくりとした印象では、教授パラダイムと学習パラダイムの教員比率は「9対1」くらいでしょうか。期待を込めれば「8対2」くらい。分野にもよるし、世代にもよるし、あくまで個人の印象ですが。あえて、挑戦的に数字を書いてみます。

 

この圧倒的に不利なオセロの盤面を反転させるのに一体何十年かかるのだろうか。その間に、学生はどんどん入学し、卒業していく。そして、少子化はどんどん加速し、入学者自体も減少していく。

 

「学生に〇〇させる」

 

この言葉に目や耳で触れる度、絶望的な気持ちになってしまいます。

 

それでも、思考を止めず、自分に何が出来るかを考え、実践し続けていくしかないのですが。

理解と納得を使い分ける

私は普段から理解と納得を使い分けるようにしています。

 

この2つは似ているようで全然違うものだと思っています。理解とは認知的なもの(必ずしも価値観を伴わないもの)、納得とは感情的なもの(時として価値観を伴うもの)だとも言えます。

 

色んな物事に対して否定的な反応を示す人がいます。教育改革・支援の仕事をしていると常にそうした反応に直面します。多くの場合、それらはいっしょくちゃの形で単に「否定」として表出されます。

 

そこで、その人が「理解」できないのか「納得」できないのか、を見定めるようにしています。その違いによってコミュニケーションの取り方が変わってきます。

 

自分自身の中でも、物事の判断に困る場合に、「〇〇について理解はできるけど、納得はできない」といった形で整理する、言い換えれば、頭と気持ちを切り分けて対処すると、比較的ストレスなく進めることができます。

 

単なる感情的な反発を頭で理解しようとするととても混乱し疲弊する消耗戦です。

 

そんな戦い方ではなく、うまく物事を進めるための処世術です。

 

いよいよお別れ

平成が終わりを迎える頃から調子が悪くなり、令和を迎えた途端に動かなくなってしまいました。

 

オーブンレンジ

 

かれこれ10年近く使ってきて、島根、愛媛、京都と、一緒に引越ししてきましたが、新たな時代の到来とともに静かに幕を閉じました。最後は、何回ボタンを押しても「ピーピーピー♪」とエラー音が鳴り響くだけでした。ウルトラマンが星に帰るかのごとく。

 

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夫婦ともどもお世話になりました。たくさんの飲食物と私たちの心を温めてくれました。

 

レンジさん、お役目ご苦労さまでした!

 

 

しかし、レンジがないと生活が不便なので、別れを惜しむまもなく、次の子を迎えなければなりません。最近のレンジって?と思いつつ、割とすぐに決まりました。

 

バルミューダのオーブンレンジ

概要 | BALMUDA The Range | バルミューダ

 

機能は普通、だけど、オシャレ、そこに惹かれました。希望の色はブラック一択。だけど、家電量販店では全て売り切れ状態。ネットで調べても「入荷待ち」か、あっても2倍以上の値段が付いていたり。メーカー欠品中で、6月中旬以降とのこと。そこまで待てないので、違う色(白色)にするか、他のにするか。。でも、諦めきれずにあちこち探した挙句、何とか辿り着いた1店で無事にゲット。

 

今日帰ったら我が家に来ていました!

 

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おしゃれ~

 

普通なら「チン♪」となる仕上がり音も、バルミューダレンジなら、爽やかなギターの「ジャラ~ン♪」という音色。終了時には「ENJOY」の表示。ステキです。

 

日常の何気ないところにハッピーを。

 

おわり

 

大学教育研究フォーラム2019のアーカイブがアップされました

当センター主催の第25回大学教育研究フォーラムの個人研究発表の要旨(PDF)ならびに各種講演の動画(および配布資料)が、センターのウェブサイトにアップされました。

 

  • 個人研究発表(要旨)

アーカイブ(発表原稿) | 大学教育研究フォーラム

 

  • シンポジウム・特別講演・パネルディスカッション(動画)

第25回シンポジウム・小講演 | アーカイブ(動画) | 大学教育研究フォーラム

 

当方はシンポジウムにおいて「トランジションをどう理解し、学校教育の中に位置づけるか」と題して報告させていただきました。

 

山田 剛史「トランジションをどう理解し、学校教育の中に位置づけるか」 - YouTube

https://www.highedu.kyoto-u.ac.jp/forum/movie/pdf/2018/Yamada.pdf

 

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30分という限られた時間で、かなりのボリュームの話をしたので、改めて聞いても「早いなぁ」「聞き辛かっただろうなぁ」と反省もありますが、自分的にはこれまでの教育改革への関与や教育研究を通して見えてきた課題を、今取り組んでいる研究と絡めながら一定整理することが出来たように感じています。

 

お時間があれば、ご視聴いただき、忌憚ないご意見・ご指摘いただければ幸いです。

 

ちなみに、来年のフォーラムは「2020年3月18日(水)・19日(木)」を予定しています。詳細は随時出していきますが、プログラムは一昨年までの形(従来の通り)になる予定です。

平成の疲れを取り除く!

思えば、2019年が始まっての4ヶ月、ほとんど息付く暇もなかったので、朝目が覚めても疲れが抜けず、どんどん身体が重くなっていました。

 

普段だと月に1回くらいは岩盤浴に行ったりしていたけど、そんな間もなく。でも、GWが始まって、平成も終わりを迎えてのこのタイミングしかないと、昨晩急に思い立って、近所にあるタイ古式マッサージを予約して行ってきました。夜9時30に思いついて、夜中1時30分から3時までの90分間を予約。お店が遅くまで空いてるところで良かった。

 

タイ古式マッサージは、数年前に出張でタイに行った時に受けたっきり。さすが本場だけあって、それはもうすごく良かったのだけど(めちゃくちゃ安かったし)、日本ではあんまりないし、どうかなぁと思ってたので行ったことはなく。

 

だけど、これがもうすごく良かった!僕の疲れきったバッキバキの身体にピッタリ。表面的には気持ちいい指圧中心のマッサージとは違って、指圧に加えてストレッチを中心に身体の芯からほぐしていくので、ものすごく気持ちが良かったです。施術してくれた人も、遠慮がちながら何度も「全身ガッチガチです」と言っておられましたが、最終的には随分すっきりしました。

 

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今日は全身伸ばした影響で、あちこち痛みも残っていますが、月に1回は行きたいなぁと思いつつ、平成の疲れを少しは取り除くことが出来ました。

久しぶりに会えました

今日は久しぶりに母・妹と会いました。我が家に招いて同じ時を過ごしました。

 

母親とは少し前、手術で入院した時にお見舞いで会ってたけど、妹とは随分と久しぶり。

 

4歳年下の妹は、双子を含む4人の子育てをしながら、銀行員(総合職)としてがっつり働いていて、なかなか会えなかったので良かったです。

 

大学と会社とで、互いのフィールドにおける人材育成の方法や在り方を話してたら、同じような考え方をしていてビックリ。やっぱり同じ家庭環境で育つと似てくるものなのかなぁ。

 

誰だか分からない社会の代弁者(経済産業界の限られた成功者/年長者)の声に大学は踊らされているわけですが、もっと今の時代を生きる若い世代の社会人(学校関係者以外の人)と対話をする機会を持ちたいなと思いました。

 

ともあれ、会う度に比喩ではなく本当に小さくなっていく母との時間は大切にしたいなと。くれぐれも健康には気をつけてね。(ブログを見てくれている母へ(笑))

 

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(妹は身バレはイヤだと写真NGだったので、おかんとパシャり)

平成最後のお仕事

気づけば4月も終わり、即ち平成も終わるのですね。「人生再設計第一世代(笑)」ど真ん中の私としては、この30年間はがっつり青春を過ごし、大人として成長した人生の土台となる期間でありました。そう思うとちょっと寂しい気もします。

 

そんな平成最後のお仕事は東山中高でのミーティングでした。学校改革に関わり始めて4年目に入りますが、常に生徒のために、どんなことをしたらいいか、あんなことをやってみたい、こんなことをしてみよう、など話題が尽きることなく進んでいます。とても楽しい時間です。

 

昨年から始めた取組の1つに「鯉のぼりを掲げる会」の設置があります。ご家庭に眠っている鯉のぼりを寄贈してもらって、学校に掲げようというものです。

 

東山中学・高等学校 東山に鯉のぼりを掲げる会

 

今年の寄贈分も合わせると280旒になるそうです。そこに込められた想いについて、副校長の塩貝先生が語っています。こういうのとってもいいなって思います。

 

https://youtu.be/mungMzdat1I

 

進学実績、受験学力、授業改善、もちろん大事ですが、東山では子どもたちの豊かな心を育むために学校全体で出来ることをたくさん考えて実践しています。

 

また、学校は有名な観光スポットである南禅寺の真横に位置していて、周りは連日外国人観光客で賑わっています。新しい観光の目玉になるかも。

 

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ここ東山中高を会場として、日本私学教育研究所が主催する教員研修会(6/21, 金)が開催されます。当日は東山の授業も6つほど見られるよう準備を進めています。ご興味のある方に紹介いただければと思います。

 

http://www.shigaku.or.jp/training/general/2019/2019_annai0621.pdf

 

それでは、みなさま、素敵なGWを。

食事よりも楽しいこと

私は有り難いことに、高等教育研究開発推進センターの教員として全学的に教育開発・支援に携わる役割と、教育学研究科の教員として大学院生の教育・研究指導に携わる役割の2つを持つことが出来ています。

 

今日は、教育学研究科の昼食会でした。新しい先生が着任されると開かれます。大体春と秋にこの昼食会が、夏と冬に慰労・送別の夕食会があるので、結構集まる機会があります。

 

今回新たに着任されたのは、高山敬太先生。学部・研究科内に設置されているグローバル教育展開オフィスの室長・教授(前任校は、オーストラリアのニューイングランド大学)として着任されました。大学卒業後から海外に出て20年近くぶりに日本に戻ってこられたとのことですが、海外から見てきた日本の高等教育政策の独自性を、日本の中から捉え、それを世界に発信したいと話しておられました。

 

毎回の昼食会では、料理も美味しいのですが、何より美味なのは、近くに座った先生とのトークです。著名な先生が多数おられるので、この機会に独り占めして、研究の話を聞きまくることが出来ます。今日は、お隣が佐藤卓己先生だったので、専門のメディア史について質問したり議論したりしました。政治学歴史学との差異、教育とメディア、若者とメディアの関係など色んな話をしました。

 

その後あった教授会の後に、佐藤先生からいまは売り切れている書籍をいただきました。他にも多数の書籍を著しておられ、様々な賞も受賞されています(佐藤卓己 - Wikipedia)。センスの塊のような先生だなと思いました。

 

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僕は三度の飯より、新しいことを知れることが好物のようです。自分で言うのも何ですが、好奇心の塊のような人間です。

 

もっともっと色んなことが知りたい。知らないことが多すぎて、毎日凹んでしまいますが、こうした機会が日常的にあることに感謝しつつ、日々研鑽していきたいと思います。