人生考路

個人と社会のウェルビーイングを高める教育と学びを探究する

優秀論文賞受賞しました!

ブログに書きたいこといっぱいあるのに,なかなか習慣化出来ないですね。。

 

コロナの影響で2月・3月に予定していた講演会・研修会・外部評価委員会など,ほぼ全ての出張が中止・延期となり,例年になくスケジュールに余裕が出ています。でも,なんやかんやで(心の)余裕がない・・・

 

そんな中,嬉しいニュースがありました。

 

大学ICT推進協議会(通称AXIES)という学術団体が開催した2019年度の年次大会(福岡国際会議場)にて発表した論文が「優秀論文賞」に選出されました!

 

axies.jp

 

大会論文集といいながらも,2ページから最大8ページということで,ガッツリ論文相当のボリュームでした。せっかくなので,フルページ書いたので,なかなか大変でした。

 

とは言え,これは私一人で書いたものではなく,職場の同僚(元同僚)たちと共同で書きました。私自身は,AXIESには行ったこともなく,今回初めての発表・参加でした。今年度の参加者は1,300名と結構大きな会なのですね。

 

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発表の様子(勝間さん撮影)

 

日頃,MOOCやSPOCのコンテンツ制作に従事している酒井先生や岡本先生らの制作チームと,私が所掌している教育アセスメント室(元同僚の長沼くん@九大や,現同僚の勝間さん)でのアセスメントチームの取り組みとを統合して,一つの研究として発表したいという想いがあって,今回の発表に至りました。アセスメントの観点から全体を構成した関係上,私が筆頭著者となりましたが,酒井さんや岡本さんらの膨大な努力の蓄積があってこそなので,そのことがこうした形で報われたのが何より嬉しいです。

 

発表題目と受賞理由は以下の通りです。

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題目:MOOC・SPOCを核とした持続的な教育改善・質的向上をどう実現するか

著者:山田剛史,勝間理沙(京都大学高等教育研究開発推進センター),長沼祥太郎(九州大学教育改革推進本部),岡本雅子,酒井博之(京都大学高等教育研究開発推進センター)

選考理由:本論文はMOOC・SPOC等のオンラインコースを中心とする持続的な教育改革と改善について,現状把握と評価,改善に関する議論を行っている.その議論の内容は受講生と教員の両方へのインパクトとして分析し,教育改善と質的向上への示唆を得ているなど実際のMOOC・SPOCを展開することにより蓄積されたものであって,具体的かつ信頼性が高い.オンラインコースに関する現状把握と今後の改善に関する知見は,高等教育機関等に所属する読者が知っておくべきことであり,その有用性が高いものと評価する.以上より優秀論文に選考する.

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表彰式は次回大会(2020年12月@大阪)で行われるということで,せっかくなので発表も含めて参加できればと思います。

 

こうした共同研究もどんどんやっていきたいな。

 

日々精進あるのみ!