人生考路

個人と社会のウェルビーイングを高める教育を探究する-京大准教授・山田剛史のブログ

2019年の振り返り(11月)

11月は比較的落ち着いた月でした。

 

☆初めてのZOOM

そういえば,初めて研究指導をZOOMを使ってやりました。中国で就活をして,内定後すぐに働き出しているのもあって,遠隔でやり取りをすることが多いので,試しにやってみようとなりました。

 

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にしても,めっちゃ便利ですね。

これなら対面でなくても十分指導可能です。

時代ですねー。

 

京産大でのキャリア授業

毎学期お声がけいただいている京都産業大学のキャリア・Reデザインの社会人講師に行ってきました。単位不足の学生たちを対象に行う授業なのですが,私を含む複数の社会人講師の役割は,複数の教室に分かれて,グルーピングされた学生たちと「対話」を数セッション行うことです。このお仕事とっても楽しみで,毎回学生たちと話をする度に色々と気づかされます。単位不足という大学からすると「不適応」と呼称されるかもしれない彼らが,大学について,将来について,自分についてどんな風に考えているのかに触れることが出来ます。そこには,大学側と学生側との間に大きなギャップがあることに気づきます。できる限り学生の生活世界のリアリティから大学教育を見ていきたいと常々思っている私にとっては目から鱗の連続です。研究としてもきちんと発信していきたいと思います。

 

大阪市立高校でのPTA対象講演会

今年1月に大阪市立高校の先生方を対象に講演会を行いましたが,そのご縁もあって,PTA向けの講演会(「新たな時代を生きる子どもの学びと成長にどのように関わり育むか」)の依頼を受けて,行ってきました。私にとっては,教職員,生徒・学生,保護者(一般の方)の3者が目線を合わせていかないといけないと常々考えているので,こうした機会はとても有り難いです。と同時に,専門用語などに馴染みのない一般の方々に伝えるのは,なかなか大変です。緊張もするし,言葉も伝え方も工夫を一層することになるので,鍛えられます。事後アンケートでも,嬉しい言葉がたくさんで,良かったなぁとホッとしました。

 

☆東山中高でのNewプロジェクト

他にも,ずっと関わっている東山中学・高等学校で,みんなで学校の目標を決めましょう!というプロジェクトを立ち上げました。元々,「セルフ・リーダーシップ」や「土台力」といったキーワードはあったのですが,今後の教育課程や学校内の様々な活動を関連づけていくためには,より具体的に示していく必要がありますね,という話をしてきていたので,いよいよ実行に移りました。

 

全教職員から「東山中高生が卒業時に求められる力」を記入したシートを集めて,それらの内容を全てカード化して,みんなで分類して,命名するというプロセスで進めました。大学でもDPやLOの策定などは一般的に行われていますが,全員の声を集めて,その声を形にしていくという方法はあまりないのではないでしょうか。しかも,回収率は100%。全ての教職員の声を,できる限り多くの教職員の手で分類し,学校の新たな目標に据える。学校目標の設定はやろうと思えば管理職や教務担当の教員だけで出来ますが,設定後の教育活動に繋がらなければ意味が無いので,このプロセスがとっても大事だと考えています。

 

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生徒(子ども)たちのために出来ることをしたい,という想いを持った先生方との議論やワークはいつも本当に楽しいです。

 

そして,怒濤の12月に入ります。