人生考路

個人と社会のウェルビーイングを高める教育を探究する-京大准教授・山田剛史のブログ

理解と納得を使い分ける

私は普段から理解と納得を使い分けるようにしています。

 

この2つは似ているようで全然違うものだと思っています。理解とは認知的なもの(必ずしも価値観を伴わないもの)、納得とは感情的なもの(時として価値観を伴うもの)だとも言えます。

 

色んな物事に対して否定的な反応を示す人がいます。教育改革・支援の仕事をしていると常にそうした反応に直面します。多くの場合、それらはいっしょくちゃの形で単に「否定」として表出されます。

 

そこで、その人が「理解」できないのか「納得」できないのか、を見定めるようにしています。その違いによってコミュニケーションの取り方が変わってきます。

 

自分自身の中でも、物事の判断に困る場合に、「〇〇について理解はできるけど、納得はできない」といった形で整理する、言い換えれば、頭と気持ちを切り分けて対処すると、比較的ストレスなく進めることができます。

 

単なる感情的な反発を頭で理解しようとするととても混乱し疲弊する消耗戦です。

 

そんな戦い方ではなく、うまく物事を進めるための処世術です。