人生考路

個人と社会のウェルビーイングを高める教育を探究する-京大准教授・山田剛史のブログ

共愛学園前橋国際大学での外部評価を終えて

今日(3月27日)は、共愛学園前橋国際大学群馬県前橋市でAP事業の外部評価委員のお仕事でした。委員を委嘱されて3年目ということで、今回は3回目の訪問でした。

 

今でこそ、当該大学(および学長先生)は教育改革先進校(牽引者)として知名度が高くなっていますが、3年前に僕が訪れた際にはまだそこまでの状態ではなかったと思います。初めて訪れた際に、“Kyoai Commons”のセキュリティーゲートがないことや、紹介された新しい学部長が30代前半の准教授の先生だったことなど、驚くことが多く、でも、その理由などを聞きながら、「あ、この大学は本当に学生を信頼している大学なんだ」と思った次第です。それから、あちこちで講演の際に、「共愛はいい!」と連呼していたら、気づけば上述のような状態になっていました。もちろん、僕が言っていたから、なんていうわけではありませんが、やっぱり来たか、というのが率直な印象でした。僕がエンゲージメントを研究する際に意識していた大学のモデルでもあります。

 

今日は、外部評価委員会の前に、COC+事業の一環として「グローカル人材フォーラム」に出席しました。その主役は、学生です。教員も発表はしますが、地域や海外で学んだ学生らが自分たちなりの準備をして発表を行います。最後には、今年度から新たに始まった「KYOAI GLOCAL HONORS」の学生ら(1期生)が英語でスライドを作り、熱心に想いを伝えていました。とても清々しくて、素直な子たちだなと感心しました。こういう学生たちを教育するのはさぞかし楽しいだろうなと思います。

 

終了後、外部評価委員会でした。細かなツールや制度も大事ですが、何より、学生を第一に考え、信頼し、様々な環境や選択肢を用意する先生方がいて、それに応える学生がいる、もうそれで十分じゃないか、と思ったりします。改めて、教育に重要なのはカタチではなく、オモイだなと感じました。

 

その後、高崎駅に移動して、首脳陣らとの懇親会。美味しい食事と熱い議論に花が咲きました。学長の大森先生に、「大学改革を進めるにおいて、大学のアドミニストレーターには、何が一番大事でしょうか」と問うと、「覚悟かな」と答えてくれました。これはずしっときます。でも、この覚悟が随所に現れていることを色んな実践から伺うことが出来ます。組織を作れば、制度を整えれば、実現するというわけではないだけに、なかなか属人性も高く、一般化は難しいのかも知れないけど、こんな大学がもっともっと増えて欲しいなと切に願います。

 

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今回、もう一つ嬉しいことがありました。大学院時代に戦友だった奥田くんと再会できたことです。共愛にいることは分かっていたのだけど、なかなか会うことが出来ずだったのですが、今日十数年ぶりに会えました。思わずみんながいる前で抱きついてしまった。

 

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二次会は、大森学長と奥田くんと3人で飲みに行きました。尊敬する学長先生と大切な友人と年度末最後の出張を締めくくることが出来て、とっても幸せでした。なので、こんな時間にブログを書いています。他にも色んな話をしましたが、この辺で。

 

この大学の動向については今後も注目です。