人生考路

高等教育開発を生業とする青年心理学者、山田剛史(京大准教授)のブログ

日本薬学会での講演を終えて

今日は、日本薬学会が主催する「第4回若手薬学教育のためのアドバンストワークショップ」(於:クロス・ウェーブ府中)で教育講演を行ってきました。

 

https://www.pharm.or.jp/kyoiku/

 

この取組は、全国にある74の薬学系大学・学部、病院や薬剤師会から若手教員・実務関係者が一堂に会して、3日間集中的に研修を受けるというもの。

 

学会が音頭を取って、こうした取組を進めているのは素晴らしいことだと思います。実際には、運営のためのタスクフォースを構成し、その先生方が中心となって、3日間の研修を設計・実施しています。みなさん、とても熱心で、感動を覚えます。

 

なお、このWSの学生版もあって、同様に全国74大学から1人ずつ学生が集まって、学生から見た薬学教育の現状と課題、理想について検討しているとのこと。今回の教員向けWSでは、その時の検討結果のフィードバックもしながら進められています。素晴らしいですね。

 

お昼は、コーディネーターの先生と厚生労働省の方とランチを取りながら薬学教育や薬剤師の実態等についてディスカッションしました。

 

学内でも様々な部局の教育支援に携わっていることもあり、最近は一般的な質保証のみならず、分野別の質保証を強化しつつあるので、こうした機会はとても有り難いです。

 

その後、午後一に「高大接続改革とアクティブラーニングの推進~教育の質的転換と内部質保証の動向も踏まえて~」と題して講演を行いました。

 

講演終了後、ご丁寧に感謝状なるものをいただきました。こうした形でフィードバックされることはなかなかないので、嬉しかったです。

 

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大学を取り巻く状況は厳しさを増すばかりですが、上から降ってくる改革案に無批判に迎合するでも、全否定で反発するでもなく、個々の大学を超えて学協会等とも協力しながら、この状況を乗り越えていきたいですね。

 

そんな可能性を薬学会の取組から感じることが出来たのが最大の収穫でした。